研究概要 |
本研究の目的は近年諸外国の臨床心理学の中で重要とされるゆるしの観点から介入方法を考案することを視座におき,介入時にアセスメントツールとして使用可能な「日本版ゆるし状態測定尺度(State forgiveness Inventory for Japanese;以下SFI-J)」を作成することであった。大学生,短期大学生を対象に,予備調査から項目作成を行い,探索的因子分析,信頼性,妥当性の検討を行った結果,感情,認知,行動の3領域からとらえることができ,ある程度の信頼性と妥当性を兼ね備えた尺度が開発された。
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