研究課題/領域番号 |
21830032
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高橋 美保 東京大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (10549281)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,639千円 (直接経費: 2,030千円、間接経費: 609千円)
2010年度: 1,248千円 (直接経費: 960千円、間接経費: 288千円)
2009年度: 1,391千円 (直接経費: 1,070千円、間接経費: 321千円)
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キーワード | 失業者 / 心理 / 心理的援助 / 失業 / スティグマ / 尺度 / 国際比較 |
研究概要 |
本研究では、失業者のメンタルヘルスに影響する要因として、失業者に対して抱かれているスティグマ意識に着目して研究を行った。その結果、7因子からなる失業者に対するスティグマ尺度を作成した。さらに、失業者に対するスティグマ意識の違いを属性によって分析した結果、失業者との接触が乏しいと忌避感が高まることが示唆された。また、失業者を対象とした研究では、失業者の抑うつ感が高いこと、コミュニティが乏しいことが示唆され、失業者の罪悪感の高さは抑うつに影響することが示唆された。さらに、失業者に対するスティグマ意識は、社会人のデータでは国による違いが認められた。また、その関連要因として、働くことについての意識の違いや、コミュニティ意識があると考えられた。失業者に対する援助を行う際にも、経済的な支援だけでなく、失業者への意識といった個人や社会へのアプローチが必要であることが示唆された。
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