研究概要 |
本研究による主な成果は次の2点である。1点目は、原価企画を実施する上でサプライヤーの疲弊を軽減していくためには,原価企画対象費目の拡大と原価見積の精度を向上させていくことが,今後管理会計が取り組むべき課題であることを明らかにした。 2点目は、実態調査により、原価企画が製品プロジェクトを進行するか否かの判断にも利用され始めていることが判明し、今後原価企画がそうした意思決定機能として利用されていくためには、中止の意思決定の結果が自社およびサプライヤーの企業業績にどのような影響を及ぼしていくかを分析していくことが,管理会計が取り組むべき検討課題であると分かった。
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