研究課題
研究活動スタート支援
本研究の目的は、多様なバックグラウンドを持つ人材を活用するための人的資源管理とは何かということについて考察することにある。本研究は、2年間にわたる研究であり、主として以下のような研究計画を実施した。1.前年度(平成21年度)に行った調査研究の整理・分析グローバル経営、国際人的資源管理等に関する文献レビューを行い、これまでの研究を整理するとともに、既存研究の現状把握を行った。また、同時並行で日本多国籍企業、外資系多国籍企業の日本子会社へのインタビュー調査(パイロット調査・追跡調査)を実施した。2.本年度の取り組み前年度の調査を踏まえて、多様なバックグラウンドを持つ人材の活用を目的としたグローバル人事制度の導入・実施状況の把握、人材の創造的開発・活用に向けた取り組みの現状把握を狙いとした質的調査を行った。質的調査は、日本多国籍企業の本社、外資系多国籍企業の日本子会社、外資系コンサルティングファームの日本支社を対象に行った。その結果、ほとんどの日本多国籍企業の本社では、グローバル人事制度の導入は終えているが、その運用において問題を抱えている企業が多いことが分かった。3.研究成果のまとめ本研究の調査を通じて得られた成果は、国内外の学会で報告を行い、議論の精緻化を目指した。本調査の研究成果の一部は論文として発表している。
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Institute for Policy Analysis and Social Innovation(University of Hyogo) No.32(Discussion Paper)
ページ: 1-18
Institute for Policy Analysis and Social Innovation.University of Hyogo
巻: Discussion Paper, No.32 ページ: 1-18
the10th Conference of International Federation of East Asian Management Associations (IFEAMA)2010 Proceedings
ページ: 112-120