低分子RNAによる遺伝子発現制御に着目した、単面葉の発生進化機構の解析

• 研究課題/領域番号: 21870042
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 植物分子生物・生理学
• 研究機関: 基礎生物学研究所
• 研究代表者: 糠塚 明 基礎生物学研究所, 植物発生遺伝学研究部門, 特別協力研究員 (20546907)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 2,756千円 (直接経費: 2,120千円、間接経費: 636千円); 2010年度: 1,313千円 (直接経費: 1,010千円、間接経費: 303千円); 2009年度: 1,443千円 (直接経費: 1,110千円、間接経費: 333千円)
• キーワード: 植物 / 単面葉 / 発生 / 進化 / 遺伝学

研究概要

被子植物の葉は、表側と裏側の両方の極性をもつ「両面葉」であることが一般的だが、単子葉植物の中には、葉が裏側だけで構成される「単面葉」をもつ種が多く存在する。本研究では、単面葉が示す特徴的な形質の発生メカニズムの解明を目的として、イグサ属植物を材料に用いた分子遺伝学的研究を行った。結果、両面葉において表側極性の獲得に必要な低分子RNA(tasiR-ARF)の作用が、単面葉では低下していることを見出し、これが葉の単面化の主要因である可能性が示唆された。また、単面葉をもつ種から葉が表側化する新規変異体を多数単離し、将来的な順遺伝学的解析のための材料として確保した。

研究成果

• [学会発表] 単面葉の平面成長における、オーキシン分布の寄与についての研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 糠塚明,山口貴大,塚谷裕一
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学 川内北キャンパス
  • 年月日: 2011-03-21
• [学会発表] 葉鞘が向軸側化する変異体を用いた単面葉の発生遺伝学的研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山口貴大,糠塚明,塚谷裕一
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学 川内北キャンパス
  • 年月日: 2011-03-21
• [学会発表] 単面葉の平面成長における、オーキシン濃度勾配の寄与についての研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 糠塚明・山口貴大・塚谷裕一
  • 学会等名: 第52回 日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学 川内北キャンパス(宮城県)
  • 年月日: 2011-03-21
• [学会発表] 葉鞘が向軸側化する変異体を用いた単面葉の発生遺伝学的研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山口貴大・糠塚明・塚谷裕一
  • 学会等名: 第52回 日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学 川内北キャンパス(宮城県)
  • 年月日: 2011-03-21
• [学会発表] 単面葉の平面成長における、オーキシン濃度勾配の寄与についての研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 糠塚明,山口貴大,塚谷裕一
  • 学会等名: 第51回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 熊本大学 黒髪北キャンパス
  • 年月日: 2010-03-19
• [学会発表] 単面葉の平面成長における、オーキシン濃度勾配の寄与についての研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 糠塚明・山口貴大・塚谷裕一
  • 学会等名: 第51回 日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 熊本大学 黒髪北キャンパス
  • 年月日: 2010-03-19
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.nibb.ac.jp/bioenv2/indexj.html