研究課題/領域番号 |
21890043
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
齋藤 康太 東京大学, 薬学研究科(研究院), 助教 (60549632)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,652千円 (直接経費: 2,040千円、間接経費: 612千円)
2010年度: 1,261千円 (直接経費: 970千円、間接経費: 291千円)
2009年度: 1,391千円 (直接経費: 1,070千円、間接経費: 321千円)
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キーワード | 分泌 / VII型コラーゲン / COPII / 小胞体 |
研究概要 |
膜蛋白質や分泌蛋白質は小胞体で合成された後、輸送小胞に詰め込まれ、積み荷として目的の小器官へ運ばれる。近年積み荷受容体と呼ばれる分子群が同定され、これらが積み荷の輸送を制御する例が明らかになってきたが、同定されている積み荷受容体は非常に少ない。代表者は新規膜蛋白質TANGO1を単離し、TANGO1が自身は小胞に詰め込まれない新しいタイプの積み荷受容体であることを明らかにしてきた。TANGO1が積み荷とするVII型コラーゲンは通常の輸送小胞に入りきらない巨大分子であるため、TANGO1の作用機序を解析することで未だ不明である巨大分子輸送のメカニズムに初めて分子的な視点で迫ることができる。 本年度、代表者はVII型コラーゲンとTANGO1の結合ドメインに対する解析を行い、TANGO1の小胞体内腔側SH3ドメインに結合するVII型コラーゲンの領域の同定を試みた。VII型コラーゲンはそのN末端にNC1、C末端にNC2と呼ばれるVII型コラーゲン独自のドメインを持ち、中間領域に種々のコラーゲンに保存されたコラーゲン様ドメインを有する。In vitro結合法による解析の結果、TANGO1はNC1,NC2両ドメインとは結合しなかったことから、コラーゲン様ドメインで結合することが示唆された。 また代表者は本年度、新たな積み荷受容体の候補因子の探索を試みた。今後、それら候補因子の機能解析も合わせて行なうことにより、積み荷受容体を介した物質輸送制御機構を明らかにしていく予定である。
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