研究課題/領域番号 |
21890053
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
関谷 元博 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50420245)
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研究期間 (年度) |
2009
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2010年度: 1,235千円 (直接経費: 950千円、間接経費: 285千円)
2009年度: 1,365千円 (直接経費: 1,050千円、間接経費: 315千円)
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キーワード | コレステロール / コレステロールエステル / マクロファージ / 泡沫化 / 水解 |
研究概要 |
本研究開始前に泡沫化マクロファージの細胞内コレステロールエステル分解はneutral cholesterol ester hydrolase 1(NCEH1)とHormone-sensitive lipase(HSL)によってなされていることを明らかにしている(Sekiya M.et al.Cell Metab 2009)。 申請した研究計画にのっとり、野生型マクロファージとNCEH1/HSL両欠損マクロファージの両者をアセチル化LDLで泡沫化させ、RNAを抽出、マイクロアレイ解析を行った(Affimetrix社、1色法)。詳述は避けるが、近年注目を集め始めている細胞内コレステロール代謝関連因子群が、泡沫化させた二重欠損マクロファージで発現増加しており、NCEH1、HSLのコレステロールエステル分解とこれら経路の新たな相互作用が見出される可能性が高い。これら因子は脂質結合モチーフを有しており、NCEH1、HSLの効果発現に直接的な未同定の機能を有している可能性もある。また特定の炎症性サイトカイン群の発現やスカベンジャー受容体の発現にも違いがあり、今後病態との関連を分子生物学的に解析し、メカニズムを明らかにしていく。またNCEH1の転写調節を行いうる転写因子の発現も増減が確認されており、妥当性をプロモーター解析などで確認中である。 マイクロアレイ解析で興味深い発現を示し、実際に発現の増減が確認された分子20-100個程度はGST結合蛋白を作成し、GST-pull downを行うなどの展開も準備中である。
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