研究課題
研究活動スタート支援
本研究計画は、GFP actin transgenic mouseを用いた壊死性腸炎モデルを用いてミクロレベルでのリアルタイムイメージを二光子レーザー顕微鏡(Two-photon laser-scanning microscopy;TPLSM)にて観察し、疾患とその治療効果を経時的に同一個体で判定することを可能とするものである。現在、TPLSMと独自に開発したorgan stabilizing systemをさらに発展させ、Isolectin IB4を用いて、血管内皮を選択的に赤色発光させることにより、マウス腸管の微少血管において、血管内皮層を選択的にLaser照射することが可能となった。次に壊死性腸炎モデル作成であるが、我々は、新生児マウスにおいては、開腹することなく、直接腹壁にレーザー照射をすることで、腹腔内の小腸粘膜層まで観察する新たな固定法を発明し、このモデルを用いてLPS投与を行い、リアルタイムでのマウス腸間膜微少血.管における変化や、腸管粘膜における変化を捉え、生体内薬剤効果判定を行っている。
すべて 2010 2009
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)
Journal of Gastroenterology (印刷中)
10027216194