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心筋梗塞における線維化の分子生物学的制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 21890143
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

佐藤 匠徳  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (60548759)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2010年度: 1,235千円 (直接経費: 950千円、間接経費: 285千円)
2009年度: 1,365千円 (直接経費: 1,050千円、間接経費: 315千円)
キーワード心筋梗塞
研究概要

線維化の制御は心筋梗塞後の心機能再生の促進という意味において重要な位置を占める。しかし、線維化の分子レベルでの制御機構についてはほとんど解明されていない。また、心筋細胞の梗塞後における壊死と線維化は時間的、空間的に密接に結びついているが、実際に分子レベルでこの二つのプロセスに相互関係がある可能性についてはほとんど研究されていない。我々は、最近sFRP2 (Secreted Frizzled Related Protein 2)という線維芽細胞由来の分泌性タンパク質がコラーゲン前駆体のプロセッシングを促進することにより虚血性心筋梗塞における組織の線維化レベルを上昇させることを発見した。さらには、sFRP2が心筋梗塞後の心機能低下にも深くかかわっていることを明らかにした(Nature Cell Biology, 2009;11:46)。そこで本研究ではsFRP2の機能の解析を中心に研究を展開する。今年度は先ずsFRP2が線維芽細胞内で効果的にWntシグナルの抑制することを見出した。現在はsFRP2がどのWntリガンドを抑制しているのかを解析している。さらにはPcolce-1の遺伝子欠損マウスを用いて、心筋梗塞にどの様に影響があるかも解析し始めたところです。また、sFRP2とPcolce-1の二つの遺伝子を両方欠損するマウスを作成した。このダブル欠損マウスを現在、心筋梗塞モデルにおいて解析しているところである。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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