• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

マラリア原虫の肝臓ステージ後期の寄生機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21890172
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 寄生虫学(含衛生動物学)
研究機関愛媛大学

研究代表者

石野 智子  愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40402680)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,652千円 (直接経費: 2,040千円、間接経費: 612千円)
2010年度: 1,261千円 (直接経費: 970千円、間接経費: 291千円)
2009年度: 1,391千円 (直接経費: 1,070千円、間接経費: 321千円)
キーワードマラリア原虫 / 肝臓ステージ / 寄生胞
研究概要

蚊の吸血の際に注入されたマラリア原虫スポロゾイトが、最初に肝細胞に寄生し何千ものメロゾイトへと増殖・分化するのが人への感染の最初のステップとなる。本研究は、肝細胞におけるマラリア原虫の寄生の分子基盤の解明を目的とし、特に肝臓ステージ後期に特異的に発現する原虫タンパク(LISP1)を足がかりにして、本年度は以下の研究を実施した。
肝臓ステージ後期に起きる寄生胞の崩壊に関わるLISP1蛋白の挙動を解析することで、寄生胞崩壊プロセスを解析することを目論み、ネズミマラリア原虫の一種であるP.bergheiを用いてGFPタグを融合させたLISP1を発現する遺伝子改変原虫を作出した。さらに、原虫細胞質を可視化するために生活環を通じて細胞質にRFPを発現するような遺伝子改変原虫も作出した。これらを掛け合わせることで、肝臓ステージ後期の原虫の寄生胞崩壊のタイミングをin vitroでリアルタイムに解析する準備が整う。
さらに、LISP1が寄生胞崩壊に関わる機構を解明する目的で、寄生胞崩壊を担う候補プロテアーゼであるSERA1、および寄生胞膜に局在が知られるEXP1の挙動をin vitroで観察できるように、上記と同じくGFPタグを融合させた各々の蛋白を発現させる組換え原虫作成のためのコンストラクトを作成した。LISP1欠損原虫とこれらのGFPタク蛋白発現原虫を掛け合わせることで、LISP1の寄生胞崩壊における機能を解析するツールが用意できる。一方で、肝臓ステージに発現する原虫蛋白に対する抗体の準備も整った。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] マラリアのほ乳類感染の成立機構を探る2009

    • 著者名/発表者名
      石野智子
    • 学会等名
      第32回 日本分子生物学会(ワークショップ、招待講演)
    • 発表場所
      横浜市
    • 年月日
      2009-12-11
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] LISP1 is important for the egress of Plasmodium parasites from liver cells2009

    • 著者名/発表者名
      Tomoko ISHINO, Bertrand Boisson, Yuki Orito, Celine Lacroix, Emmanuel Bischoff, Celine Loussert, Chris Janse, Robert Menard, Masao Yuda, Patricia Baldacci
    • 学会等名
      アメリカ熱帯医学会
    • 発表場所
      ワシントンDC, アメリカ合衆国
    • 年月日
      2009-11-21
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.m.ehime-u.ac.jp/school/parasitology/

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi