膵β細胞量に着目した2型糖尿病の新しい治療戦略

• 研究課題/領域番号: 21890213
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 代謝学
• 研究機関: 横浜市立大学
• 研究代表者: 中村 昭伸 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (70552420)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2010年度: 1,235千円 (直接経費: 950千円、間接経費: 285千円); 2009年度: 1,365千円 (直接経費: 1,050千円、間接経費: 315千円)
• キーワード: 膵β細胞量 / グルコキナーゼ / 妊娠

研究概要

グルコキナーゼ活性化薬(GKA)が膵β細胞機能・増殖に与える影響およびその分子機構を検討した。GKAによるグルコキナーゼの活性化はIRS-2と細胞周期制御因子の発現を増加させること、GKAはインスリン分泌とは独立した経路で膵β細胞を増殖させ、IRS-2非依存的に膵β細胞機能を亢進させることを明らかにした。また酸化ストレス亢進下における膵β細胞においては、GKAの有効性が認められない可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Effect of long-term treatment with a small molecule glucokinase activator on glucose metabolism, lipid profiles, and hepatic function. (2011)
  • 著者名/発表者名: Nakamura A, Shimazaki H, Ohyama S, Eiki J, Terauchi Y
  • 雑誌名: J Diabetes Invest. in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] 糖尿病治療最前線2011 新しい糖尿病治療薬9 グルコキナーゼ活性化薬の現状と展望 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸、寺内康夫
  • 雑誌名: 月刊糖尿病 3 ページ: 114-123
• [雑誌論文] 次世代の2型糖尿病薬物治療 開発中の次世代の治療薬 GK活性化薬、GPR119受容体アゴニスト (2011)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸、寺内康夫
  • 雑誌名: 月刊Mebio 28 ページ: 104-110
• [雑誌論文] グルコキナーゼ活性化薬 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸、寺内康夫
  • 雑誌名: Annual Review 糖尿病・代謝・内分泌2010 ページ: 49-59
• [雑誌論文] 糖尿病とその合併症の新薬の現状と未来 グルコキナーゼ活性化薬 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸、寺内康夫
  • 雑誌名: 内分泌・糖尿病・代謝内科 31 ページ: 13-21
• [雑誌論文] 糖尿病診療2010 糖尿病の早期治療 早期治療の意義 膵β細胞の保護から (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸、寺内康夫
  • 雑誌名: 日本医師会雑誌 139
• [雑誌論文] 糖尿病診療の将来展望 10 Topics経口糖尿病治療薬はこうなる -近未来における治療- (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸、寺内康夫
  • 雑誌名: 糖尿病診療マスター 8 ページ: 581-584
• [雑誌論文] 糖尿病とその合併症の新薬の現状と未来 グルコキナーゼ活性化薬 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸
  • 雑誌名: 内分泌・糖尿病・代謝内科 巻: 31 ページ: 13-21
• [雑誌論文] グルコキナーゼ活性化薬 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸, 寺内康夫
  • 雑誌名: Annual Review 糖尿病・代謝・内分泌2010 1 ページ: 49-59
• [学会発表] A Crucial Role of IRS-2 in the Proliferation of Beta Cells Stimulated by Small Molecule Glucokinase Activator (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸
  • 学会等名: 70^<th> Scientific Sessions for American Diabetes Association
  • 発表場所: Orlando, Florida, USA
• [学会発表] β cell fate:β細胞の発生から細胞死The role of glucokinase in the regulation of beta cell proliferation (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸
  • 学会等名: 第53回日本糖尿病学会年次学術集会
  • 発表場所: 岡山 岡山コンベンションセンター(招待講演)
• [学会発表] グルコキナーゼ活性化薬の膵β細胞増殖作用におけるIRS-2の役割 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸
  • 学会等名: 第53回日本糖尿病学会年次学術集会
  • 発表場所: 岡山 岡山コンベンションセンター
• [学会発表] グルコキナーゼ活性化薬の膵β細胞増殖作用の分子機構 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸
  • 学会等名: 第47回日本臨床分子医学会学術集会
  • 発表場所: 東京 東京国際フォーラム
• [学会発表] グルコキナーゼ活性化薬の膵β細胞増殖作用におけるIRS-2の役割 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸
  • 学会等名: 第83回日本内分泌学会学術集会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] グルコキナーゼ活性化薬による膵β細胞増殖メカニズムの解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸
  • 学会等名: 第24回日本糖尿病・肥満動物学会年次学術集会
  • 発表場所: 大阪
• [学会発表] グルコキナーゼ活性化薬の膵β細胞増殖作用の分子機構 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸
  • 学会等名: 第47回日本臨床分子医学会学術集会
  • 発表場所: 東京東京国際フォーラム
• [学会発表] β cell fate:β細胞の発生から細胞死 The role of glucokinase in the regulation of beta cell proliferation (2010)
  • 著者名/発表者名: 中村昭伸
  • 学会等名: 第53回日本糖尿病学会年次学術集会
  • 発表場所: 岡山 岡山コンベンションセンター(招待講演)