研究課題/領域番号 |
21890223
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
飯泉 陽介 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (20533178)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,652千円 (直接経費: 2,040千円、間接経費: 612千円)
2010年度: 1,261千円 (直接経費: 970千円、間接経費: 291千円)
2009年度: 1,391千円 (直接経費: 1,070千円、間接経費: 321千円)
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キーワード | ケミカルバイオロジー / ナノ磁性ビーズ / フラボノイド / アピゲニン / 癌予防 / 標的分子 / 作用機序 / プロテオミクス |
研究概要 |
食品に含まれているフラボノイドの中には、癌予防効果が期待されているものが存在する。本研究では、代表的な4 種のフラボノイドに結合する蛋白を、ナノ磁性ビーズと質量分析計を用いて同定した。それらの結合蛋白の中には、癌細胞の増殖に関与する蛋白が見受けられた。さらに、アピゲニン結合蛋白ABP1が、癌細胞の細胞周期をG2期で制御する蛋白であることを見出し、アピゲニンがABP1を阻害することで、癌細胞の増殖を抑制していることが明らかになった。本研究成果は、フラボノイドによる癌の増殖抑制を直接の標的蛋白から説明しうる初めての発見である。
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