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iPS細胞を用いた口腔癌免疫療法の基盤技術開発

研究課題

研究課題/領域番号 21890255
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

佐藤 華  昭和大学, 歯学部, 助教 (50551222)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2010年度: 1,235千円 (直接経費: 950千円、間接経費: 285千円)
2009年度: 1,365千円 (直接経費: 1,050千円、間接経費: 315千円)
キーワード移植・再生医療 / 癌 / 免疫学
研究概要

iPS細胞(induced pluripotent stem cells)は体細胞に数種類の遺伝子を導入することによってES細胞に似た分化万能性を持たせた細胞である。すでに申請者らは京都大学よりマウスips細胞株の供与を受け、世界に先駆けて骨芽細胞および破骨細胞の分化誘導に成功している。本研究の目的は口腔癌の新しい治療方法として、iPS細胞を用いた免疫療法を実現するための基盤技術を確立することである。平成21年度は、iPS細胞から樹状細胞やマクロファージなどのAPC(antigen-presenting cell:抗原提示細胞)の分化誘導方法について検討した。ips細胞の分化には、支持細胞の選択が重要である。マウスiPS細胞(iPS-MEF-Ng-20D-17)とマウス胎児線維芽細胞(MEF)または種々の骨芽細胞(UAMS-32, 0P9, ST-2, RD-c6, POB, OPG-/-POB)を共存培養下にてAPCの分化誘導を試み、分化に必要な支持細胞を検討したところ、POB、UAMS-32細胞株を用いた場合のみAPCであるマクロファージが分化誘導された。また、iPS細胞数および支持細胞数についても分化誘導に大きく関与しており、1穴あたりのips細胞数が増加するとApc数は減少した。iPS細胞の分化誘導因子について検討をしたところ、APC分化誘導には活性型ビタミンDが10nM,デキサメタゾンが100nMのときに強い誘導効果が認められた。また、分化誘導したAPCはFITC標識した酵母粒子を加えることにより細胞内に酵母を含んだことから、貧食能を有することが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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