研究課題/領域番号 |
21890315
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 武庫川女子大学 (2010) 独立行政法人産業技術総合研究所 (2009) |
研究代表者 |
赤澤 陽子 (小川 陽子) 武庫川女子大学, 薬学部, 助手 (50549897)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,457千円 (直接経費: 1,890千円、間接経費: 567千円)
2010年度: 1,157千円 (直接経費: 890千円、間接経費: 267千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 蛋白質 / 脳神経疾患 / プロテオーム / 老化 / パーキンソン病 / アルツハイマー病 / 酸化修飾DJ-1 / 簡易診断 |
研究概要 |
現在のパーキンソン病の治療は対処療法のみであり、早期の診断と治療開始が可能になれば、飛躍的に病気の進行を遅延・抑制できると考えられるが、早期診断マーカーは未だ存在しない。本研究では家族性パーキンソン病の原因遺伝子のひとつであるDJ-1の酸化変性に着目し、それに対するモノクローナル抗体の作成およびELISAによる定量測定系を構築と、それによるパーキンソン病患者の血液中の酸化DJ-1含量の測定を行った。その結果、薬物治療を行っていない患者群において、顕著な赤血球中酸化DJ-1含量の上昇が認められ、さらに酸化DJ-1 は高分子化していることが明らかとなった。薬物投与パーキンソン病モデル動物においても、赤血球中の酸化DJ-1上昇と脳組織中の酸化DJ-1陽性細胞が認められた。本研究により、赤血球中の酸化DJ-1の測定はパーキンソン病の早期診断の指標となると示唆された。
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