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複合メディアの構成要素としての言語の役割に着目した読解力育成授業の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 21902007
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 国語・国文学
研究機関大阪教育大学附属池田中学校

研究代表者

増田 ゆか  大阪教育大学附属池田中学校, 教諭

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
580千円 (直接経費: 580千円)
2009年度: 580千円 (直接経費: 580千円)
キーワード複合メディアの読解力 / 教材収集 / 評価規準
研究概要

様々な複合メディアによってもたらされる情報が支配する社会を生きる学習者にとって文字言語のみならず、非言語や、非連続テクストの読解も含めた複合メディアを読み解く力が必要である。メディアを批評的に読む実践は多く報告されているが、文字言語を複合メディアの一つの構成要素と捉える読解力育成、意味内容表示機能に加えて「見せる文字」としての文字言語の役割に着目した表現力育成の授業研究はまだ少ない。そこで、文字言語だけでなく、非言語と呼ばれる写真や動画も含めたメディア読解力を育成する実践を行ってきた。これまでの実践研究で明らかになった課題は大きく3つあった。
1.国語科ならではの批評の視点、読解力を育てる学習内容の提案
2.義務教育9年間の系統的カリキュラム開発(評価規準の作成)
3.教師の機器操作への抵抗を克服できる簡単な教材の提案
これらの課題を克服するために、メディア理論『Literacy in the new media age』(Gunther Kress, Routledge, 2003)の読解、イギリスのメディア教科書(中学生)の教師用指導書の分析を行い、イギリスの例を参考に日本で公開されているメディアを収集し、教材としての妥当性を検討した。具体的には、メディア独自の様式、技法、約束事を中学生に理解させるのにふさわしいと思われる広告、ニュース、ドラマ(静止画、動画)を選定し、内容、ターゲットオーディエンスを換えてパイロット授業として実践した。評価規準については、学年ごとのレベルをある程度整理したが、「文字言語」が中心に書かれた指導要領との関連の検討、教科横断的な規準となりうる項目の扱いについて、今後も検討を要する。2009年8月に、大阪府内研修で静止画、動画を用いた実践提案を行い、池田市内の中学校にも実践協力をしていただいた。2009年2~3月の実践の成果と合わせて、今夏実践報告を予定している。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 文学を読み解く基礎を楽しく学ばせるための読書活動2009

    • 著者名/発表者名
      増田ゆか
    • 雑誌名

      教育科学 国語教育 No714

      ページ: 92-95

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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