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中学校における模擬裁判学習を通しての法教育の実践的な研究

研究課題

研究課題/領域番号 21907009
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅰ(文科系)
研究機関千葉大学教育学部附属中学校

研究代表者

後藤 健次  千葉大学教育学部附属中学校, 教諭

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
300千円 (直接経費: 300千円)
2009年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード法教育 / 模擬裁判 / 保護者参加
研究概要

本研究は、本校の総合的な学習の時間「共生の時間」においての実践をもとにした研究である。
具体的には、共生の時間で「法と共生」という名称のゼミを立ち上げ、生徒を募集した。ゼミの立ち上げ時には、学習後の変容を分析するためアンケートを実施した。
その後、約半年の総合的な学習では、以下のような学習内容を行った。
・裁判制度についての学習・裁判員制度についての学習・刑事裁判の傍聴
・裁判員制度の是非について(各種論文の読み込み)
・千葉大学大学院法務専門科教授による講義・弁護士の講話・法務省の訪問
・模擬裁判のシナリオ作りと保護者参加で、模擬裁判の発表会
・模擬裁判を参観した保護者のアンケート
・半年間の学習の最後のアンケート
生徒の学習の最初と最後のアンケートの分析や、発表会を参観した保護者のアンケートから、以下のような点が明らかとなった。
・もともと法律に興味がある生徒が集まってきたゼミであるが、裁判の傍聴や外部講師の講話、法務省の訪問などの体験学習が、生徒の学習意欲を高めるだけでなく、裁判員制度や法律の問題について新たな視点を持たせるなどの具体的な効果が見られた。
・模擬裁判のシナリオの作成という学習が、法教育の中でもかなり具体的な事象で迫っているため、生徒の法的な感覚を磨く体験学習となっているとともに、裁判や裁判員制度についての問題点などに気づくことができた。
・保護者が生徒の模擬裁判の傍聴や、裁判員として実際に模擬裁判に参加することを通して、人を裁くことの難しさや裁判員制度について、より身近で切実な問題であることを実感することができた。また、保護者の法的な感覚を働かせる体験の機会となった。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2020-05-15  

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