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高学年児童における聴取とふりがな譜による音楽学習プロセスの実態解明と応用

研究課題

研究課題/領域番号 21907018
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅰ(文科系)
研究機関千葉市立西の谷小学校

研究代表者

中山 由美  千葉市立西の谷小学校, 教諭

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
320千円 (直接経費: 320千円)
2009年度: 320千円 (直接経費: 320千円)
キーワード高学年児童 / 音楽学習プロセス / ふりがな譜
研究概要

<研究目的>
若者の「耳からコピー」の習得方法に通じる、五線譜を使用しないで器楽の練習に取り組む児童が、聴取とふりがな譜・文字譜によってどのように学習を進めていくのか、その学習プロセスの実態を既知曲と未知曲での違いから解明する。さらに、児童が能動的に器楽活動を進められる、児童のニーズに応えた楽譜のあり方を検討することを目的とした。
<研究方法>
児童が選択決定した楽曲(既知曲)を教材化し、音源とふりがな譜・文字譜を作成・用意し、器楽活動における児童の活用の様子を観察記録した。また、教科書教材から児童の未知曲を取り上げ、ふりがな譜・文字譜を活用した習得プロセスを観察記録した。学習方法確立のプロセスを学年間で比較検討するため、検証対象は、第3・4・5・6学年とした。
<研究成果>
既知曲・未知曲どちらの場合も、音源による聴取からおよそのメロディラインをつかみ、ふりがな譜・文字譜から「音高」、聴取により「リズム」の情報を得て器楽練習に取り組んでいることがわかった。また、児童が嗜好する音楽はポピュラーソングであることはこれまでの研究で明らかになっているが、それらは楽譜そのものが作品であるクラシック音楽と異なり、音、演奏そのものが作品である。そのため、五線譜を読むことが作品の表現に重要なわけではない。むしろ、鳴り響く音そのものからメロディライン(リズムや音高など)をつかむことの方が自然な習得方法であると言える。聴取とふりがな譜・文字譜の活用は、音そのものが残せ、何度でも再生できる時代の音楽習得方法であることが言える。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 児童のニーズに応えた楽譜の開発2009

    • 著者名/発表者名
      中山由美
    • 雑誌名

      音楽教育実践ジャーナル 13

      ページ: 87-94

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 内発的動機づけをめざす教材開発(2)2009

    • 著者名/発表者名
      中山由美
    • 学会等名
      日本音楽教育学会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2009-10-03
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2020-05-15  

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