目的:理科教育への関心の低さは、幼少時の科学的原体験の不足と感じて、子ども達の科学的好奇心を触発させる80種類もの、興味と驚きに満ちた実験を体得することで、何故だろう、不思議だな、よく見てみようと言う科学的素養を身に付け、学校教育における理科教育への好奇心の向上を目的とした研究。 (1)渋谷区立常磐松小学校理科室におけるミニエクスプロ移動ミュージアム体験教室を科学技術振興機構が全国の小中高校に配布するサイエンスウインドウ初夏号に巻頭6頁にカラー掲載された。 (2)讀賣新聞が同じ常磐松小学校に取材し6月17日朝刊に「学校理科室を「科学館」に」元エンジニア「科学おもちゃ出前」として紹介された。同じ常磐松小で全国小学校理科研究協議会でも発表 (3)江戸川区立下鎌田西小学校理科室でのミニエクスプロラトリアム開催を3日に亘り、NHK土曜日朝のニュース番組「おはよう日本」として取材され、電通大80周年ミュージアムでの準備風景の取材もまじえて10分番組として9月26日朝に放映された。特に子供たちの初めての科学実験の感動がよく取材されていた。また、実験の1週間後に子供が描いた面白かった実験のイラストに描かれた記憶の素晴らしさ、科学への吸収度、理解度の紹介がされた。 (4)小学校での開催は渋谷区立広尾小学校、幼稚園は渋谷区立中幡幼稚園でそれぞれ開催した。全校生徒が今年度も何回でも楽しんだ。遊び時間もいつもいっぱい。子供達が科学教育ヒントをくれる。 (5)雪のスポーツで有名な新潟十日町市立吉田小学校では雪の初めての開催をした。初めての学校では子供は大きな感激であった。楽しければ理科が苦手な子も理科好きになってしまう実例が出た。 (6)8月韓国ソウルでの韓国科学の祝典にミニエクスプロラ実験を40種類展示し、6日間毎日4千名、2万人以上が1週間で楽しんだ。ミニエクスプロは韓国でも好評で次年度も開催を頼まれた。韓国では小中学生が先生役にもなっている。そのサポートメンバーとの交流も成果があった。 (7)平成13年信州大学農学部の学生9人と始めた60種類の手つくり実験ミュージアムであるが、8度目今年度は松本の理学部で開催し理学部の学生6人が手伝い2日間4千人が楽しんだ。 (8)金沢市、大野からくり記念館ではその理事長に請われて開催しているが今年度は夏冬2回開催。 (9)慶応大学日吉で行われた子供ワークショップコレクションでは100種類の展示をして2日間で8千人が楽しんだ。東京学芸大での科学の祭典でも1日4千名。すごい理科人気である。 (10)東洋大学教育学科で教員の卵80名に体験ミュージアム型教育の実演講義を行ったが上々の効果。 (11)イタリアラヴィレッタ幼児学校訪問は現地に行かなくても幼児科学の相互交流が得られた。訪問時期に東日本大地震と大津波、原子炉爆発が発生しヨーロッパから心配の電話もかかる状況で残念。
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