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地震時の初期微動をトリガーとしたパソコンを用いた人的危険回避システムの試作と提案

研究課題

研究課題/領域番号 21914006
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 物理
研究機関東京大学

研究代表者

片桐 俊彦  東京大学, 生産技術研究所, 技術専門職員

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
520千円 (直接経費: 520千円)
2009年度: 520千円 (直接経費: 520千円)
キーワード防災システム / 危険回避 / 地震防災
研究概要

気象庁から提供されている緊急地震速報は遠方地域を緒言とする地震情報を他の地域に早期に知らせる事で各所到達するまでの時間を有効利用することで防災行動時間が稼げる。一方、直下型地震では被害が甚大になり、緊急地震速報を有効活用できないケースが多々ある。そこで、人的被害の回避を少しでも考える観点に立つと、特に生活空間レベルにおいて早期の緊急予報を出せる状況が望ましく、仮に緊急地震速報が得られなくともパソコンから情報を得られる事で対処すべき危険回避行動が可能となる。
以上の事項を踏まえ、近年普及率の高い一般的なパソコンを用い、MEMS型加速度計を利用して、初期微動を感知した時点でパソコンからトリガー信号を発信、制御回路を経由して危険回避モデルへの信号伝達を行い、主要動到達までは地震予報装置としての活用(パソコン内での音声による警戒宣言・非常灯の点灯・モーターなどの振動)、また直下型地震が発生した場合は電気系統制御(電磁石などで机の上の物が飛ぶ等防御)を即を行うことを軸に、1台のパソコンで無人地震観測(地震観測データの蓄積と解析)と並行して、地震時に警報や危険回避動作を行うシステム開発(制御ソフト・危険回避モデル等の製作)を行った。実際にはパソコンとAD変換器を通じた加速度計からの地震波(初期微動)情報を得て、パソコン内での開発ソフトによる地震発生の警告音声出力を行うと同時に危険回避モデルに無線信号伝達し、制御回路を介して危険回避モデルを起動する。
以上の事柄についてシステムを組み上げ、実際に動作確認を行い、目的通りの一連の動作が確認できた。今後目的を絞り、危険回避モデルを如何に有効的に利用するかの検討・研究を継続したい。この研究では汎用性があり社会にも貢献できる有用なシステム構築が達成でき、これを土台に更なる研究を重ね利便性を高めたい考えである。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 地震時における初期微動をトリガーとした危険回避の手法における一考察2010

    • 著者名/発表者名
      片桐俊彦
    • 学会等名
      生理学研究所第32回生理学技術研究会(第6回奨励研究採択課題技術シンポジウム)
    • 発表場所
      自然科学研究機構岡崎コンファレンスセンター
    • 年月日
      2010-02-19
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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