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ブルーベリー栽培におけるピートモス代替資材としての水稲育苗土の利用

研究課題

研究課題/領域番号 21925024
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 農学・水産学
研究機関岩手大学

研究代表者

村上 政伸  岩手大学, 技術部・農学系技術室, 技術職員

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
520千円 (直接経費: 520千円)
2009年度: 520千円 (直接経費: 520千円)
キーワードブルーベリー / ピートモス / 挿し木繁殖
研究概要

ブルーベリーにおける水稲育苗土の最適な使用条件を明らかにし、低コストなブルーベリー栽培技術の確立を目的として以下の実験を行った。
まず、水稲育苗土の種類と鹿沼土との混合率が挿し木繁殖に及ぼす影響を明らかにするため、発根し易い'Northland'と'Jersey'、発根し難い'Darrow'と'Spartan'、その中間の'Bluecrop'と'Berkeley'を供試し、市販の水稲育苗土4種類に鹿沼土を混合した土壌に挿し木した。対照区としてピートモス50%(鹿沼土を50%混合)区を設けた。次に、'Jersey'と'Spartan'の1年生苗を供試し、市販の水稲育苗土に鹿沼土を0~50%の割合で混合した土壌資材を用い、直径30cmの鉢に植え替えた。対照区としてピートモス50%区を設けた。
その結果、挿し木繁殖試験において、新梢の1次伸長は、ヤシ殻入り育苗土に鹿沼土を50%混合した区、または無肥料の粒状育苗土区が最も優れていたが、それらの処理区では発根率は高いものの根の乾物重が少なかった。2次伸長はNorthlandを除いて、ピートモス50%区以外はほとんど見られなかった。したがって、ヤシ殻入り育苗土に鹿沼土を50%混合した区および無肥料の粒状育苗土区で発根を促し、2次伸長を盛んにすることができれば、ピートモスを用いた慣行法よりも優れた苗を育成できると推察された。鉢植え試験において、両品種とも新梢長および花芽数はヤシ殻入り育苗土区で最も多くなり、ピートモス50%区よりも優れていた。このように、1年生苗の植え替えにおいて、ヤシ殻入り育苗土を用いることで、ピートモスを用いた慣行法よりも新梢生長および花芽形成が優れることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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