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CYP3A4誘導を介した薬物間相互作用に関する薬物動態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21929004
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 薬学Ⅳ
研究機関東京大学

研究代表者

上野 正貴  東京大学, 医学部附属病院, 薬剤師

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
450千円 (直接経費: 450千円)
2009年度: 450千円 (直接経費: 450千円)
キーワード薬物間相互作用 / CYP3A4 / 酵素誘導
研究概要

CYP3A4の誘導による相互作用は、組み合わせにより10倍以上の濃度変動を引き起こすため、その予測は重要である。これまでに我々は、CYP3A4の誘導による薬物間相互作用の定量的予測法を構築し、代表的な誘導剤であるリファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピンとの併用で、多数の基質で大幅な血中濃度の低下が起こることを予測した。そこで本研究では、重要なCYP3A4の基質薬について誘導薬と併用する場合の注意喚起を図るシステムを考察するとともに、東京大学医学部附属病院(当院)受診患者を対象としてリファンピシン等が含まれる処方の内容を精査し、併用状況を検証し、申請者らが報告した網羅的予測システムの予測精度を検証することを目的とした。
当院においてリファンピシン等が処方された患者計90人を抽出し、その中からリファンピシン及びカルバマゼピン服用患者各20名、フェニトイン50名の併用薬を調査した。全併用薬に対する、併用注意〓の占める割合は、3剤ともに約15%であり、カルシウム拮抗薬、睡眠導入剤、ワルファリン等が併用されていた。
以前申請者らが阻害薬について構築したPISCSシステム(Clin Pharmacokin 2009 ; 48 : 653)を誘導薬に拡張し、スタチン、Ca拮抗薬、ベンゾジアゼピン(BZD)について、誘導薬との網羅的な注意喚起を可能とするともに、本邦、米国、英国の添付文書の記載と比較した。その結果、添付文書では注意喚起が不十分な組合わせも多く、PISCSを利用することで、より合理的に注意喚起が可能であった。したがって、現在、処方監査等への適用を検討している。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 添付文書+αの処方支援:薬物間相互作用の危険性を見逃さないために(2)2009

    • 著者名/発表者名
      大野能之, 樋坂章博, 上野正貴, 鈴木洋史
    • 雑誌名

      月刊薬事 51

      ページ: 737-742

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/yakuzai.html

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://square.umin.ac.jp/todaiyak/member.htm

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2020-05-15  

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