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Creリコンビナーゼを利用した誘導調節可能な単一細胞モザイク解析法の開発・最適化

研究課題

研究課題/領域番号 21930013
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 基礎医学
研究機関東京大学

研究代表者

岡村 理子  東京大学, 大学院・医学系研究科, 技術専門職員

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
590千円 (直接経費: 590千円)
2009年度: 590千円 (直接経費: 590千円)
キーワードRNA干渉 / Creリコンビナーゼ
研究概要

目的:細胞系譜特異的・時期特異的に発現誘導可能なRNA干渉法を単一細胞レベルで行い、モザイク表現型解析を可能とするベクター系の構築を目的とした。
方法および成果:初めに発現誘導可能なRNA干渉用ベクターとして、(1)shRNA発現プロモーター中に改変型loxPを導入し、Cre作用後、shRNAが発現するベクター(2)Cre作用後に、miRNAが発現するベクター(3)FLIP型miRNA発現ベクター:Cre発現前は、miRNAは、プロモーターに対して逆向きに挿入されているため発現しないが、Cre作用後2種類のloxPが特異的に反応し、プロモーター下流で、miRNAとmCherry(赤色蛍光蛋白質)が発現するベクターを構築した。次に培養細胞(HEK293T)において発現抑制効果を免疫染色法にて検討した。Creと(1)のベクターの共発現では、改変型loxPが機能せず、目的遺伝子の発現抑制が見られなかった。(2)のベクターでは、発現抑制が確認されたが、miRNA発現リークのためCre作用前に一部発現抑制が見られてしまっていた。(3) FLIP型miRNA発現ベクターでは、遺伝子発現抑制とmCherry発現を確認でき、Cre作用前のリークもなく誘導可能なベクターであった。続いて、まずCreの寄与がないmiRNA発現ベクターを子宮内電気穿孔法で導入しin vivoで単一細胞レベルの表現型が確認された。次に細胞系譜特異的・時期特異的プロモーター下でCreを発現するベクターを、Cre下流でGFPを発現するベクターと共に導入しCreの作用効果について検討した。その結果、Cre発現用のプロモーター特異性は確認された。ただし、その下流の遺伝子発現の細胞系譜特異性・時期特異性を実用的に制御するためには、さらに改変型Creを用い、効率を向上することが望ましいと考えられた。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 大脳皮質2/3層錐体細胞の放射状移動を制御する新たなカルシウムエフェクターCaMKIalphaの機能解明2009

    • 著者名/発表者名
      安達-森島亜希
    • 学会等名
      第82回日本生化学大会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド
    • 年月日
      2009-10-24
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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