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毛根を用いた先天性皮膚疾患の遺伝子解析法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21931014
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 臨床医学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

小西 弘江  兵庫医科大学, 皮膚科学, 実験補助

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
590千円 (直接経費: 590千円)
2009年度: 590千円 (直接経費: 590千円)
キーワードDNAマイクロアレイ / 毛根
研究概要

文書により研究同意を得た健常人ボランティアより毛根を20本程度採取して、total RNAを抽出した。精製後、マイクロチップ電気泳動システム(コスモアイ)を用いてRNAの分解がないことを確認後、逆転写反応とCy3標識反応を行い、試料に含まれる全てのmRNAからCy3標識されたアミノアリルaRNAを増幅・合成した。この増幅産物をDNAマイクロアレイチップをもちいて、ハイブリダイゼーションをおこない、毛根に発現する遺伝子のスクリーニングを行った。スクリーニングの結果、ケラチン17、ケラチン10、トランスグルタミナーゼ1、SPINK5等の遺伝性皮膚疾患の原因遺伝子の発現が確認された。しかし、ケラチン1など発現が確認されない遺伝性皮膚疾患関連遺伝子も存在した。
文書により研究同意を得た健常人ボランティアの毛根より、total RNAを抽出し、high fidelityのポリメラーゼを用いたRT-PCRを種々の条件のもとでおこなった。その結果、翻訳領域を全て含んだケラチン17、ケラチン10、トランスグルタミナーゼ1、SPINK5のcDNAを増幅することができた。このPCR産物はシーケンスすることにより目的とする遺伝子が増幅されていることを確認した。これらのプロトコールは今後の臨床における先天性皮膚疾患の確定診断に役立てていく予定である。
一連の実験により、ケラチン17、ケラチン10、トランスグルタミナーゼ1、SPINK5は毛根をもちいた遺伝子解析が確定診断に使用できることが分かった。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Tetracyclines modulate protease-activated receptor 2-mediated proinflammatory reactions in epidermal keratinocytes2009

    • 著者名/発表者名
      Ishikawa C
    • 雑誌名

      Antimicrobial agents and chemotherapy 53

      ページ: 1760-1765

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 急性腎障害を合併したケラチン10の新規ミスセンス変異をもつ水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症2009

    • 著者名/発表者名
      山本雅章
    • 学会等名
      日本皮膚科学会総会
    • 発表場所
      福岡国際会議場
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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