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生徒と教師が共同で作成する評価基準の活用とその効果に関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21934007
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 健康・スポーツ科学
研究機関広島大学

研究代表者

小田 啓史  広島大学, 附属東雲中学校, 教諭

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
330千円 (直接経費: 330千円)
2009年度: 330千円 (直接経費: 330千円)
キーワード評価基準 / マット運動 / 課題の明確化
研究概要

○研究の目的
本研究の目的は,マット運動の連続技の採点基準を生徒と教師が共同で作成する教材づくりを試み,その学習成果と可能性を検証するものである。
○研究の方法
本実践における,生徒への学習効果を検証するための方法は次の4点である。
・今回の学習が自己の課題の明確化に役だったかについて検討するために,単元後に「マット運動の練習時に意識したこと」「自己の連続技の課題を明確にするのに役だったこと」について自由記述させた。
・連続技の技能習熟については,連続技の発表会の演技を筆者と広島大学の教職大学院生の2名で,採点基準のうち「技の正確さ」と「技のつなぎ」の2観点についてそれぞれ4点満点で採点した。おおむね満足なパフォーマンスを8点満点中6点と設定し,連続技の技能習熟について評価した。
・審査する力の形成については,連続技のVTRを視聴させた後,採点の正確さや採点した根拠の記述の妥当性について,ルーブリックをもとに数値化した。
・今回の学習が生徒の情意的側面にどのように影響したかについては,事前,事後のアンケートをもとに,マット運動の好感度と学習に対する意欲を5段階の評定尺度で測定した。
○研究成果
生徒の多くは質問紙で,採点基準をもとに相互評価することは自己の課題の明確化に役だったと答えており,評価基準を生徒と教師が共同で作り共有することを肯定的に捉えていたことがわかった。また,マット運動に対する好感度や学習意欲について,事前事後の質問紙を分析したところ,どちらも高得点であった。以上のことから,本実践は生徒に課題を明確化させ,主体的な学びを促進することが明らかとなった。さらに,採点の正確さをパフォーマンス課題とルーブリックで計測した結果,おおむね正確に採点されていた。このことから,観察力を形成する可能性があることも示唆するものであった。しかし,連続技の技能習熟においては課題が残った。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 思考する生徒を育てる保健体育科授業の創造2010

    • 著者名/発表者名
      小田啓史
    • 雑誌名

      広島大学附属東雲中学校研究紀要.『中学教育』 第40集

      ページ: 61-68

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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