研究課題/領域番号 |
21F20740
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大塚 行誠 (2021) 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 准教授 (90612937)
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研究分担者 |
ZAKARIA MUHAMMAD 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 外国人特別研究員
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受入研究者 |
大塚 行誠 (2022) 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (90612937)
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外国人特別研究員 |
ZAKARIA MUHAMMAD 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2022年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2021年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | チベット・ビルマ語派 / クキ・チン語支 / 記述言語学 / 中動態 |
研究開始時の研究の概要 |
以下[1]から[5]に示す点を中心に研究を進める。 [1] チベット・ビルマ語派クキ・チン語支南部チン語群のエカイ語(Ekai)の基礎資料を収集する。 [2] 研究未開発言語の音声と映像の記録するための知識と技術を現地研究アシスタントに教示する。 [3] フィールドワークを通してエカイ語のテクストデータを収集し,書き起こしと翻訳を行った上で,エカイ語における形態統語的な特徴を記述する。 [4] 南部チン語群の中動態標識に関する論文を執筆し,言語研究に関する学術誌で発表する。 [5] 国内外の研究会や学会で南部チン語群の中動態標識に関する調査と研究の結果を報告する。
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研究実績の概要 |
研究分担者(当該外国人特別研究員)は、バングラデシュのヒョー語 (Hyow) 語やミャンマーのロクトゥ語 (Lawktu) を始めとする南部のクキ・チン系の言語を主に調査している。 当初、ミャンマーに渡航し、現地でエカイ語 (Ekai) の調査と記述を行う計画であった。しかし、新型コロナの感染拡大により、国内外ともに移動が厳しく制限されたことからフィールドワークを実施することはできなかった。一方、オンラインによる言語調査を積極的に行い、ロクトゥ語 (Lawktu) やスムトゥ語 (Sumtu) のテキストを収録したほか、その書き起こしと翻訳も終え、人称表示や中動態標識の分析を中心に研究を続けている。こうしたオンラインを活用した調査活動の成果として、2022年度5月には31st Annual Meeting of the Southeast Asian Linguistics Society(オンライン開催の国際学会)で、クキ・チン系の諸語に見られる複数を表す接尾辞について発表も行っている。 現在は、2021年度の12月に東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所が開催したThe 2nd Workshop on Linguistic and Cultural Diversity in the Northeast India - Myanmar - Southwest China region(オンライン開催の国際ワークショップ)での言語接触に関する口頭発表を論文にまとめており、2023年度の出版を目指し、準備を進めている。 本年度は研究分担者本人の家庭の事情により早期帰国となったが、帰国後もクキ・チン系の諸語における中動態標識や動詞の語幹交替などの調査を進めている。日本滞在中にオンライン調査で得たデータを整理し、分析を行いながら論文の執筆を続けている。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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