研究課題/領域番号 |
21F20798
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分90030:認知科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
長井 隆行 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 教授 (40303010)
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研究分担者 |
DUNCAN CAITLIN 大阪大学, 基礎工学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2022年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2021年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 説明AI / 創造性 / ヘルスケア / 遠隔保育 / 説明性 / ウェアラブルセンサ |
研究開始時の研究の概要 |
子どもの保育や教育についてはこれまで、経験や観察に基づいたデザインがなされてきた。IoTの発展やオンライン教育の必要性が高まる現代においては、子どもの学びにおける様々なデータを取得することができ、そのデータに基づいて保育や教育システムをデザインすることが求められる。さらには、幼少期において、非認知能力を高めることが重要であるとされており、知識だけでない社会的な能力も含めてどのように子ども達を教育すべきかを総合的にとらえる必要性に迫られている。本研究では、こうした時代の要求の中で、子どもの保育や教育について工学的側面から検討する。
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研究実績の概要 |
本研究は当初、子どもの非認知能力に関する研究を進める予定であった。しかしながらCOVIT19の影響でフィールドワークの実施が難しくなったため、関連する下記のような研究を進めた。 1)説明AIと創造性の研究:近年、絵や音楽など芸術作品を生成するAIが話題となっているが、そうした生成AIは創造性を持っていると言えるかどうかを、創造性の本質的なメカニズムを考えることで検討した。創造性は、子どもの非認知能力にもつながるテーマであり、今後の人とAIの共存を考える上でも重要である。ここでは、創造性の社会的な側面に焦点をあて、説明性と創造性に関連があることを示唆する結果を得た。 2)説明AIの医療分野への応用に関する研究:説明性は、本来、AIが社会へ浸透するために必要な機能である。本プロジェクトでは、説明AIを、医療現場における画像診断や日常的な健康管理へ応用することを検討し、その有効性を確認した。 3)遠隔保育ロボットの操作者と乳幼児のラポール形成に関する研究:本プロジェクトの3つ目の成果は、遠隔保育ロボットを用いた発達支援や非認知能力の向上の実現に関するものである。子どもの能力を向上させる遠隔操作ロボットの実現の前段階として、遠隔ロボットを操作する専門家と子どもの間のラポール形成を実現する手法を検討した。専門家と子どもがロボットを通して良好な関係を構築することが、その語の支援の成否に大きく関わると考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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