研究課題/領域番号 |
21H00581
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
青島 陽子 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 准教授 (20451388)
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研究分担者 |
長縄 宣博 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 教授 (30451389)
シュラトフ ヤロスラブ 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (30726807)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2023年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 帝国 / ロシア / ナショナリズム / 民族問題 / 境界地域 / 境界領域 |
研究開始時の研究の概要 |
近年のロシア帝国論は、多民族の巨大な帝国が維持された理由、すなわち、その統治システムの合理性を論じる傾向にある。では、なぜ帝国は崩壊したのか。本研究の核心をなす学術的「問い」は、統治制度が近代化され、統治者と諸民族の多様な社会との接点が増大することで、体制が堅固になるように見える一方で、帝国の多元的社会は逆にその深奥において流動化していたのではないか、というものである。この問いを明らかにするために、帝国が整備した近代的諸制度を諸民族が自らの利益のために積極的に利用した「場」(市民権、土地問題、徴兵、教育)と捉え、帝国の統治システムと価値観が不安定化・流動化する様相を分析する。
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