研究課題/領域番号 |
21H00638
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
中川 秀一 明治大学, 商学部, 専任教授 (00298415)
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研究分担者 |
堤 研二 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 教授 (20188593)
伊藤 達也 法政大学, 文学部, 教授 (60223161)
呉羽 正昭 筑波大学, 生命環境系, 教授 (50263918)
宮地 忠幸 日本大学, 経済学部, 教授 (40339354)
河本 大地 奈良教育大学, 社会科教育講座, 准教授 (10454787)
仁平 尊明 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (60344868)
駒木 伸比古 愛知大学, 地域政策学部, 教授 (60601044)
寺尾 仁 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (70242386)
西野 寿章 高崎経済大学, 地域政策学部, 教授 (40208202)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 内発的発展 / 地域経済 / 人文地理学 / 地域調査 / 社会理論 / 地域存続 / 地域発展理論 / フィールドワーク |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題の「地域の内発力」が意図するのは、フィールドワークに基づく地域における実践の実態把握にとどまらず、そうした実践を成り立たせている基盤を理解するための構造把握や当該地域を含む広域的なシステムの中での位置づけ、持続性の観点からの評価を含めて統合的に理解することの可能性を追求する問いである。地理学は、総合的な学問分野であるが、地域に関する鍵概念をめぐって地理学の多様な分野を統合して議論する試みはまれである。本研究は、本来地理学が有している総合化の特性を活かし、その議論を一般理論の文脈との接合を図りながら実態に即して進めることで地理学の方法論を再構築し、その意義を高めようとする試みでもある。
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研究実績の概要 |
コロナ禍の中で、想定されていた現地調査活動はほぼ全面的に中止または延期となった。対面での活動が強く制約されたため、打ち合せ等をオンラインで実施するなどの対応を図った。まず、キックオフミーティングにおいては、本共同研究における研究分担者各自の研究課題を明確化することがある程度できたが、この時点での方向での調査の進捗状況は様々であり当該年度の段階を踏まえた総括も成し得ず、持ち越しとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度は、共同研究しては停滞していたものの、各自で文献サーベイ、統計分析等を蓄積しており、一定の進捗をみることができた。その成果の一部は早くも2022年度に大学研究紀要等で公刊されることとなる。しかし、これまでの現地調査の蓄積の延長上に展開されることが予定されていた当初の計画に基づく調査計画は変更を余儀なくされ、今年度はめだった成果をあげることができず、成果報告はいったん停滞した状況となった。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度は当初計画されていた通りの研究の進展を見ることができなかったが、この間に行われた文献研究及び統計分析などの成果は、2022年度にいくつか発表された。この間の蓄積を踏まえ、コロナ禍による行動の制約が緩和された状況に応じた現地調査等の当初計画をあらためて推進していくことを予定している。事業計画としては、1年遅れとなったが、でき得る限り、当初予定年度内での共同研究の完結を目指し、2024年度には研究所の出版刊行を実現できるように推進していく。そのために、2023年度は連携を密にとりながら共同研究を実施していく。
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