研究課題/領域番号 |
21H00752
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
横山 恵子 関西大学, 商学部, 教授 (00349325)
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研究分担者 |
江島 由裕 大阪経済大学, 経営学部, 教授 (00382359)
後藤 祐一 大阪経済大学, 経営学部, 准教授 (10613581)
金井 一頼 大阪公立大学, 大学院都市経営研究科, 特任教授 (50142831)
新藤 晴臣 中央大学, 戦略経営研究科, 教授 (70440188)
勝又 壮太郎 大阪大学, 大学院経済学研究科, 教授 (80613588)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2023年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | ソーシャル・アントレプレナーシップ / 企業家活動Ⅰ / 企業家活動Ⅱ / 集合的ソーシャル・アントレプレナーシップ / 正当化活動 / 協働 / コーポレート・ソーシャル・アントレプレナーシップ / 起業意図 / ソーシャル・ビジネス / スケールアップ / スケールアウト / ソーシャル・インパクト / 制度ロジック / 就労移行支援事業 / 事業承継 / 創設者シンドローム / ソーシャルビジネス / ソーシャル・エンタープライズ / コレクティブ・インパクト |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,ソーシャルビジネス創生・展開における阻害要因の抽出と,それを克服するソーシャル・アントレプレナーシップ(SE)のプロセスとキイ・ファクターを明らかにすることにある。その際に,個人・組織・制度の各レベルに潜む阻害要因を整理するとともに,ソーシャルビジネスの創生した場(組織)ごとに詳細な検討を行う。本研究は,方法論的トライアンギュレーションを採用して,詳細な個別事例分析と比較事例分析,定量分析,理論研究を組み合わせる。本研究を通して,ソーシャルビジネスのビジネスモデル確立から発展へと導くソーシャル・アントレプレナーシップのあり方への理論的・実践的インプリケーションを導出する。
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研究実績の概要 |
本年度の研究は,2つのテーマの深堀を行った。 第一に,協働におけるソーシャル・アントレプレナーシップ現象の解明である。社会的価値創造のために,多様で異質な組織との協働を遂行していく上で,ソーシャル・アントレプレナーシップは,2段階のフェーズを経ること,しかもソーシャル・アントレプレナーの集合的努力がみられることを,事例研究から明らかにした。2段階のフェーズは,協働のマッチングを図るプラットフォーム創造という企業家活動Ⅱと,ソーシャル・ビジネスの事業化を推進する企業家活動Ⅰである。特に,見逃されやすい企業家活動Ⅱの重要性を説いた。そこでは,①フレーミング(framing),②コンビーニング(convening),③マルチボカリティ(multivocality)という,ソーシャル・アントレプレナーたちの相互に関連した戦略的活動が見られた。また企業家活動Ⅰでは,協働間,もしくは1組織内での正当化活動がみられたが,協働間においては協働的妥協戦略が,1組織内では創造的正当化プロセス行動が行われていた。 第二に,大企業における,コーポレート・ソーシャル・アントレプレナーシップの解明に向けて,インテンシブな事例研究を行った。具体的には,既存企業内でコーポレート・ソーシャル・アントレプレナーシップが発揮するメカニズムを解明した。理論的含意としては,コーポレート・ソーシャル・アントレプレニュアル・インテンションについては,ソーシャル・アントレプレニュアル・インテンションの議論を援用し拡張し得ることを明らかにした。そして,メカニズムを説明するフレームワークを構築した。実践的含意にとしては,コーポレート・ソーシャル・アントレプレナーシップを展開する上では,まずコーポレート・アントレプレナーシップを鍛える必要があることを見出した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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