研究課題/領域番号 |
21H00821
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
山本 理絵 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (60249282)
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研究分担者 |
野田 博也 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (00580721)
葛西 耕介 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (00769010)
大貫 守 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (00823808)
田川 佳代子 (沖田佳代子) 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (10269095)
内田 純一 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (10457913)
瀬野 由衣 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (10610610)
Carlson Andrea 愛知県立大学, 外国語学部, 准教授 (20268048)
村田 一昭 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (20381741)
柴田 有記 (大賀有記) 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (30708748)
橋本 明 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (40208442)
堀尾 良弘 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (40326129)
田村 佳子 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (50227279)
森川 夏乃 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (70757252)
宇都宮 みのり 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (80367573)
稲嶋 修一郎 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (80372845)
三山 岳 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (80582858)
金 仙玉 愛知みずほ短期大学, その他部局等, 准教授(移行) (80803717)
慎 少帥 愛知県立大学, 教育福祉学部, 講師 (80843010)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 教育と社会福祉の連携 / 生涯発達 / 特別ニーズ支援 / 外国人高齢者支援 / 経済的貧困家庭支援 / 教育と釈迦福祉の連携 / 生涯発達支援 / 特別ニーズ教育 / インクルーシブ保育・教育 / 多職種連携 / 生活困窮家庭支援 / 医療的ケア児支援 |
研究開始時の研究の概要 |
多様性を受け入れる社会の中で、障害児、性的マイノリティ、医療的ケアが必要な子どもや外国にルーツのある子どもなど多様なニーズをもつ子どもの支援、「学習・生活支援」事業を中心とした生活困窮家庭への支援、外国人高齢者の介護・エンドオブライフケアに関する支援等を総合した、一生涯の発達支援にとって必要な、教育と社会福祉の連携の視点とシステムを明らかにし理論化する。 そのために、各分野における支援者等へのインタビュー調査やアンケート調査等を実施し、現状と課題、支援ニーズ等を明らかにし、ドイツや韓国における先進的な連携システムも参考にしながら、総合的に検討する。
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研究実績の概要 |
本研究は、一生涯の発達支援にとって必要な、教育と社会福祉の連携の視点とシステムを明らかにし、理論化することを目的とし、本年度は以下の研究を実施した。 課題A:障害児、医療的ケア児や外国にルーツのある子どもなど多様なニーズをもつ子どもの支援に関する教育と社会福祉の連携の課題と必要な視点や実践モデルを明らかにするために、特別なニーズをもつ子どもたちの教育・支援に関わっている実践者と共同の実践検討会を実施し、医療的ケア児を受け入れている保育所の保育士及び保健師にインタビュー調査を実施した。また、スペイン及び韓国におけるインクルーシブ教育・保育に関する現地調査を行った。さらに、発達支援に携わる専門家を対象とした研修プログラムに関して、医療的ケア児の支援における教育と福祉の連携を促進する研修内容を検討した。 課題B:生活困窮家庭の支援に関する教育と社会福祉の連携の課題と必要な視点や実践モデルを明らかにするために、福祉サービス利用経験者等の家計管理等の実態と支援のあり方に関する調査を実施・集計した。また、スクールソーシャルワーカー、社会福祉士等の参加による「多職種連携研究会」を開催するとともに、スクールソーシャルワーク実践のスーパービジョンを実施し、貧困や虐待の事例などについて検討した。 課題C:外国人高齢者の介護・ターミナルケアに関する教育と社会福祉の連携の課題と必要な視点や実践モデルを明らかにするために、外国人高齢者の当事者へのアンケート調査結果を集計し、当事者及び地域包括支援センターにおける支援者へのインタビュー調査も実施した。また、異文化「終活」に関するシンポジウムを開催し、国による弔いの方法の違いやその背景について、資料収集し、考察した。 課題D: 国外研究としてスペイン、ドイツ及び韓国における教育と社会福祉の連携・協働に関する現地視察や資料収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前年度にひき続き教育実践の検討を行い、一部論文化することができた。また、発達支援に携わる専門家を対象とした研修プログラムの実施結果のまとめと考察、「学習・生活支援」事業の関係者へのアンケート調査結果のまとめ、スクールソーシャルワーカーや社会福祉士等の参加による「多職種連携研究会」の実施、外国人高齢者当事者へのアンケート調査結果のまとめ、異文化「終活」に関するシンポジウムを通してのインタビュー・資料収集、韓国におけるインクルーシブ教育・保育実践に関する資料収集とその翻訳及び考察等を行うことができた。 さらに、今年度あらたに、海外における調査として、韓国とスペインのインクルーシブ教育・保育及び教育と福祉の連携に関する訪問調査・資料収集を行うことができた。また、医療的ケア児を受け入れている保育園職員へのインタビュー調査、福祉サービス利用経験者等の家計管理等の実態と支援のあり方に関する調査を実施・集計した。外国人高齢者当事者及び支援者へのインタビュー調査も実施し、予定していた調査・資料収集ができ、おおむね計画どおりに進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に実施した医療的ケア児支援に関するインタビュー調査をまとめ考察していくとともに、ひき続き、多様なニーズをもつ子どもとその家族の支援に関する教育と社会福祉の連携の課題を検討するための実践検討会を実施していく。発達支援に携わる専門家を対象とした研修プログラムについても、上級編を追加して実施し、研修結果を考察する。 生活困窮家庭の家計管理支援に関するインタビュー調査結果をさらに考察し、支援方法を検討していく。引き続き、多職種連携研究会、スクールソーシャルワーク実践のスーパービジョンを行うとともに、その結果を考察し、スーパーバイズの方法や関係専門家に対する研修内容・方法の検討を行う。 外国人高齢者支援に関する研究については、当事者へのインタビュー調査と支援者へのインタビュー調査結果をまとめ考察する。 海外における調査・資料収集については、韓国、スペインへの視察結果のまとめと考察を行うともに、ひき続き、韓国及びドイツにおけるインクルーシブ教育・保育や教育と福祉の連携に関する資料資料収集や現地調査を行っていく。
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