研究課題/領域番号 |
21H00840
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
堀江 未来 立命館大学, グローバル教養学部, 教授 (70377761)
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研究分担者 |
秋庭 裕子 東洋大学, 国際共生社会研究センター, 客員研究員 (10313826)
星野 晶成 名古屋大学, 国際本部, 准教授 (40647228)
筆内 美砂 立命館アジア太平洋大学, 教育開発・学修支援センター, 助教 (60362208)
平井 達也 立命館アジア太平洋大学, 教育開発・学修支援センター, 教授 (80389238)
藤井 基貴 静岡大学, 教育学部, 准教授 (80512532)
高木 ひとみ 名古屋大学, 国際機構, 特任准教授 (90420364)
小野 詩紀子 南山大学, 国際センター, 講師 (70910636)
濤岡 優 静岡大学, 国際連携推進機構, 研究員 (50939527)
近藤 祐一 立命館アジア太平洋大学, 教育開発・学修支援センター, 教授 (80178433)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ブレンデッド・ラーニング / 国際教育 / 異文化体験学習 / オンライン学習 / 異文化感受性発達 / グローバル人材 / 海外留学 / ポストコロナ / グローバル人材育成 / 異文化感受性 |
研究開始時の研究の概要 |
世界各国で推進されてきたグローバル人材育成政策の後押しもあり、異文化体験を通じたグローバル人材育成の理論や手法の研究が進んだが、2020年の新型コロナ禍によってその実践が困難となった。一方、デジタル・ネイティブ世代に相応しいオンラインと対面指導を併用した実践例が見られるなど、グローバル人材育成における「ブレンデッド・ラーニング」のあり方の模索が続いている。本研究では、従来の体験学習型モデルの成果や課題を明らかにし、ブレンデッド・ラーニング型プログラムへと移行・発展させるための理論的・実践的検証を重ね、教育現場で活用できるプログラムの開発を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は5ヵ年計画によって進めるものであり、2021年度においては分野をまたがる関連諸概念の整理や実践例の収集など、その基礎作業を中心に進めた。具体的には、以下の通りである。 ① ポストコロナ時代における新しいグローバル人材育成論の再構築 「異文化体験を通じての学び」に関わる諸理論について改めて整理するとともに、対面・非対面(オンライン)での学びにおいてもそれらの諸理論が有効であるのかどうかについて検討した。合わせて、「ブレンデッド・ラーニング」概念について、単なる「対面・非対面(オンライン)の組み合わせ」に終わらない捉え方について議論を重ねた。これら本研究の基盤となる概念的整理については、2022年度にも継続する。 ② ブレンデッド・ラーニングを用いたグローバル人材育成実践例の収集と分析 コロナ禍におけるグローバル人材育成事例について、高等教育機関を中心に、広く多様な事例を収集した。コロナ以前に行われていた国際教育交流プログラムをオンラインに置き換えたものやオンラインと組み合わせたもの、オンラインで新たに開発されたもの、コロナ禍以前からオンラインで行われていたものなど、いくつかのパターンで実践例を収集した。しかしその分析作業を進める中で、上記①の概念枠組みの整理を先行して行うこととした。これら収集したデータについては、2022年度以降に継続して分析を進めるとともに、その対象を海外事例にも拡大する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上記の通り、当初予定していた課題については概ね年度内に終えることができた。「ブレンデッド・ラーニング」概念の整理については、2022年度前半において学会発表および論文投稿の形で完了する予定である。また、状況を鑑み、国内外における調査出張を計画していなかったため、コロナ禍の影響は最小限であった。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画通り、2022年度においては、上記課題(①ポストコロナ時代における新しいグローバル人材育成論の再構築、②ブレンデッド・ラーニングを用いたグローバル人材育成実践例の収集と分析)を継続して取り組み、学会発表や論文投稿という形でアウトプットに繋げる。2023年度以降においては本研究のもう一つの課題である③新しいグローバル人材育成手法とその実践を担うファシリテータ研修の開発に着手する。
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