研究課題/領域番号 |
21H00922
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
久保田 善彦 玉川大学, 教育学研究科, 教授 (90432103)
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研究分担者 |
鈴木 栄幸 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (20323199)
舟生 日出男 創価大学, 教育学部, 教授 (20344830)
佐藤 和紀 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (30802988)
望月 俊男 専修大学, ネットワーク情報学部, 准教授 (50379468)
山本 輝太郎 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員(ポスト・ドクター) (60887058)
加藤 浩 放送大学, 教養学部, 教授 (80332146)
中野 博幸 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (90547051)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2023年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 科学教育 |
研究開始時の研究の概要 |
SNSの普及などメディアの多様化に伴い,フェイクを含む科学ニュースがこれまでにないスピードで拡散している。更に,コロナ禍のような非常事態下では読み手は現代的な科学の営みを認識する必要がある。科学ニュース等の科学的主張を正しく読み解く(科学の消費)には,情報の内容や発信元の信頼性への注視だけでなく,科学の本質(科学の生産)と関連付けた認識が必要になる。そこで本研究は,科学的主張の生産と消費を融合させた科学メディアリテラシー育成モデルを構築する。
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研究実績の概要 |
SNSの普及などメディアが多様化に伴い,フェイクを含む科学ニュースがこれまでにないスピードで拡散している。更に,コロナ禍のような非常事態下では読み手の科学認識も影響する。科学ニュースを正しく読み解くには,科学者や科学者集団から発信された情報の経路とその信頼性だけに注視するだけでなく,科学とは何かを含む理論とそれに裏付けられた思考・判断が必要になる。そこで本研究は,科学の生産と消費を融合させた科学メディアリテラシー育成モデルを構築することを目的とする。本年度は,以下の4点を実施した。 第一に,先行研究から,科学メディアリテラシーを俯瞰するチェックリストを開発した。 第二に,コロナ禍における科学メディアリテラシーを育成するための事例を収集した。 第三に,事例の一つを使い,チェックリストを用いた授業を試行し,授業改善の資料とした。 第四に,中学生から一般人を対象に,疑似科学と科学の認識論的信念等の関連について,質問紙調査を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
一部の分析に遅れが見られるが,主要な活動は順調である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は,チェックリストを活用した授業を改善し,実践および分析をする。その上で,チェックリストを精緻化する。また,質問紙調査の結果から,疑似科学と科学の認識論的信念等の関連について分析する。特に,中学生の認識傾向を明らかにすることで,中学生への授業もモデルを検討する。更に,学習モデルをシナリオ教材とするための検討をする。
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