研究課題/領域番号 |
21H01325
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
安在 大祐 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40611116)
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研究分担者 |
伊藤 孝弘 広島市立大学, 情報科学研究科, 講師 (00805583)
田中 宏和 広島市立大学, 情報科学研究科, 教授 (40551388)
朔 啓太 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (40567385)
島崎 拓則 滋慶医療科学大学, 医療科学部, 准教授 (80833722)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2023年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | インプラント通信 / 生体センシング / MACプロトコル / インプラント医療機器 / インプラント無線通信 |
研究開始時の研究の概要 |
医療機器の高度化を背景に、体内埋込み型のインプラント医療機器やバイタルセンサを相互に無線接続した新しい形態の医療が注目を集めている。このようなインプラント医療機器では従来のモニタリングに限定されていたインプラント通信とは異なり、センシング・コントロールの観点からのインプラント通信の研究開発が求められる。このような新しいインプラント医療機器を実現するために、特定のセンサを必要としない生体データセンシングと多数のインプラント機器でセンシングされた情報に基づいたリアルタイムな高度制御を実現するセンサフリーな生体情報センシングとインプラント通信による精度の高いコントーションの融合技術の開発を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は精度の高いセンシングとインプラント通信による精度の高いコントロールの融合を目指し、安全・安心な生活環境を支える次世代インプラント医療への寄与することが目的である。本研究開発は多元接続方式による複数バイタルデータ収集法の確立、②人体電気定数の推定に基づく生体情報センシング技術の開発、について研究開発を実施した。UWB通信を前提とした多元接続方式プロトコルの開発を行い、信頼性の高い生体通信が可能であることを検証した。加えて、人体電気定数による生体情報センシング技術の開発においては、比誘電率の推定値に基づいた体内水分量の推定方式の検討を行い、実験評価により本提案方式の有効性を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究開発成果は信頼性の高いインプラント通信技術とセンシングデータに基づく高精度制御の融合を目指しており、両者の融合技術の確立は学術的意義の大きい成果と考えられる。インプラントセンサによる制御まで実現できる技術の確立は新規医療技術への展開も可能となる社会的意義の観点でも重要な成果として期待できる。
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