研究課題
基盤研究(B)
ダムで遮断された流砂連続性の回復手段として、ダム下流への土砂還元(置き土)が実施されている。ここでは、粒径集団ごとの土砂収支に加えて、流量-流砂レジームを自然に近い形でいかに再現するかが大きな課題となる。本研究では、土砂還元手法の高度化に向けて、洪水波形中の土砂供給のデザイン手法や下流で新たに形成される砂州の生態機能をいかに評価するか、などの課題に取り組む。具体的には、徳島県那賀川(長安口ダム)における置土の侵食過程をモニタリングカメラによる現地観測により記録し分析するとともに、TELEMAC3Dをベースとした置土侵食と砂州形成の数値解析を、同様な試みを実施しているフランス電力と共同で行う。
このプロジェクトは、日本の那珂川における堆積物補充 (SR) のリアルタイム監視システムと評価アプローチを開発することを目的としていました。 私たちは、補給場所の流速と堆積物の浸食速度を検出するための画像ベースのアプローチを作成しました。 那珂川における SR の水理形態変化をシミュレーションするための 2 次元モデルを開発しました。 このプロジェクトの発見は、SR 侵食プロセスと下流の地形学的変化を予測するのに役立ちます。 このプロジェクトはまた、那珂川における SR の将来の最適化に向けたアプローチを開発し、利害関係者に SR 最適化のコストと下流域の修復の利点を評価するよう推奨しました。
The project offers valuable suggestions for improving the SR in the Naka River, including increasing the frequency of sediment flushing, improving the materials used in the SR, and building new SR stockpiles to ensure a consistent sediment supply during dry periods.
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 9件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件)
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