研究課題/領域番号 |
21H01500
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
柳澤 要 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (20311615)
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研究分担者 |
下倉 玲子 呉工業高等専門学校, 建築学分野, 准教授 (50510442)
佐々木 伸子 福山大学, 工学部, 准教授 (90259937)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 個別的・能動的教育 / アクティブ・ラーニング / インクルーシブ教育 / 教育の国際化・情報化・個別化 / 発注手法・システム / 教育制度・システム / 運営・マネジメント手法 / 学校整備に関わる発注手法・システム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、事前調査(関連研究文献・資料を整理・分析)および現地調査を行う。現地調査の内容は、ヒアリング調査(学校関係者、設計者、発注者)、施設概要調査、家具レイアウト調査、授業観察調査である。調査国・地域の年次計画は下記の通り。 2021年度:国内調査(東北・北海道圏域)および海外調査(スウェーデン、英国) 2022年度:国内調査(関東・北陸圏域)および海外調査(オーストラリア) 2023年度:国内(関西・中部圏域)および海外調査(ドイツ・スイス) 2024年度:国内調査(中国・九州圏域)および海外調査(米国) 2025年度:調査の補完となる追加調査、総合的な分析・考察、研究成果発表・ガイドライン
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研究実績の概要 |
グローバル人材の育成や教育の国際化、教育の情報化、教育の個別化・多様化などを背景として、従来型の受動的・一斉型教育から、主体的に情報を入手し、それを応用しながら課題を解決する個別的・能動的教育が求められている。本研究は個別的・能動的教育を実践している先進的な国内外の学校調査を通じて、教育の国際化・情報化・個別化、インクルーシブ教育に対応した施設や空間の実態を明らかにする。さらにそういった施設・空間の実現をバックアップする教育制度・システムや運営・マネジメント手法、学校整備に関わる発注手法・システムなどのあり方にも着目し、個別的・能動的教育のためのこれからの施設計画を進めていく上での総合的な計画指針を国際比較分析によって得ることを目的とする。事前調査として関連研究文献・資料を整理・分析および調査校選定)をした上で、国内および海外での現地調査を行った。海外調査では現地の研究協力機関と連携し、情報交換、実地調査を行った。なお現地調査における調査内容は、学校関係者・設計者・発注者へのヒアリング調査、施設概要調査、家具レイアウト調査の他、授業観察調査も実施する。2021年度はコロナ禍により海外調査は実施できず国内調査のみを実施した。具体的には広島県(叡智学園中高等学校など)、大阪府(追手門学院小学校、追手門学院大手前中・高等学校など)、愛知県(豊田市立土橋小学校など)での調査を行った。2021年度に実施予定だった海外調査(オーストラリア・パース市)は2022年度の8月に実施し個別的・能動的教育やインクルーシブ教育に対応する施設実態を明らかにした。また2022年度は北海道(札幌市や北見市)、大阪府守口市、広島県府中市の詳細な学校調査を実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度はコロナ禍により海外調査は実施できず国内調査のみを実施している。2021年度に実施予定だった海外調査(オーストラリア・パース市)は2022年度の8月に実施したが、2022年度に予定していた北米の調査はコロナ再拡大により2023年度に延期することとなった。徐々にコロナ禍が落ち着き現地調査を実施できるようになってきているが、まだその影響は残っており、特に海外調査に関しては計画通り進んでいない。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度以降はコロナ禍も徐々に落ち着き予定通り国内・海外での現地調査を実施できる予定である。
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