研究課題/領域番号 |
21H01507
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
竹宮 健司 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (70295476)
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研究分担者 |
渡辺 玲奈 北海道大学, 保健科学研究院, 客員研究員 (10431313)
石橋 達勇 北海学園大学, 工学部, 教授 (50337094)
小菅 瑠香 芝浦工業大学, 建築学部, 准教授 (50584471)
小林 健一 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (80360692)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 医療施設 / 施設計画 / 技術革新 / 成長と変化 / 計画研究 / 医療機能 / 成長 / 変化 |
研究開始時の研究の概要 |
医療施設は,日々進歩し続ける医療技術や医療制度をはじめとする社会状況の変化への対応が求められている.近年のビッグデータ,人工知能(AI)等の技術革新は,医療施設の計画においても大きな変化をもたらすと考えられている. これまでの医療施設に関する建築計画分野の既往研究の多くは,医療施設の部門毎に検討されており,医療施設全体の計画モデル等については,十分な議論がなされてこなかった. そこで,本研究では,これまでの医療施設が実践してきた,様々な変化への対応を包括的に分析すると共に,学際的な見地から幅広く検討を行い,近未来の技術革新に対応した医療施設の計画モデルを構築することを目的とする.
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研究実績の概要 |
医療施設は,日々進歩し続ける医療技術や医療制度をはじめとする社会状況の変化への対応が求められている. 本研究は,医療施設に求められてきた「成長と変化」に対応するこれまでの手法を明らかにすると共に,近未来の技術革新に対応した医療施設 計画モデルを構築することを目的とする.本年度は,上記の目的に即して,以下の3つの視点から検討を行った. 1)医療施設の研究と実際の計画・設計に精力的に取り組んできた研究者を対象にした聞き取り調査を行い,医療施設に関する計画研究(問題設定や研究手法)ならびに計画設計活動の内容等を詳細に把握した. 2)既存の枠組みを超えて創設された新たな医療機能に対応した施設構成手法を把握する調査を行った.緩和ケア病棟については,全国の緩和ケア病棟を対象としたアンケート調査を基に,訪問ヒアリング調査を行い運営施設整備状況の詳細を把握した.また,近年,改築・新築等を実施した救命救急センターを対象とした訪問ヒアリング調査を行い運営状況と空間構成の特徴を把握した.さらに,近年,様々な医療施設で取り組みが確認されているチーム医療に対応した施設構成手法を把握するアンケート調査を行った.チーム医療に注力した施設計画がなされている医療施設を対象とした訪問ヒアリング調査と施設利用実態調査を行った. 3)技術革新による,医療施設の各部門構成および建築計画への影響を把握するため,搬送用ロボットを導入している医療施設を対象とした訪問ヒアリング調査を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナウィルス感染拡大の影響により,医療施設を対象とした訪問調査,医療従事者を対象としたヒアリング調査について,医療施設の承諾を得ることが難しい状況が続いてきたが,調査員のコロナワクチン接種ならびに感染予防対策を徹底することで,本研究課題に即した調査を行うことができた.
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今後の研究の推進方策 |
引き続き,調査員のコロナワクチン接種ならびに感染予防対策を徹底して,医療施設の業務に支障をきたすことのないように,慎重に調査を実施する.
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