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涙を用いた卵巣がんの早期発見のための非浸襲・迅速・超高感度細胞外小胞検出法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21H01963
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分34020:分析化学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

高野 恵里  神戸大学, 工学研究科, 学術研究員 (20634645)

研究分担者 國久 智成  神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (50839800)
寺井 義人  神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (90278531)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2022年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2021年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
キーワードEVsセンシングチップ / 卵巣がん / 細胞外小胞 / 涙液 / 自動分析
研究開始時の研究の概要

本研究は、予後不良な難治がんである卵巣がんを対象として、がんとの関連が注目されている細胞外小胞(EVs)をバイオマーカーとした迅速・超高感度卵巣がん検出法を開発する。人工材料/天然ハイブリッド機能性材料をベースにしたEVsセンシング基板と、それを装着して自動分析を行うための検出器付小型分注ロボットを製作し、従来の免疫測定法の100倍以上の超高感度で検出することを試みる。最終的に、非侵襲で採取可能な上に夾雑物の少ない涙液を用い、涙液中EVsを腫瘍マーカーとした卵巣がん検出法を確立し、がん患者から採取した涙液を用いて、予後不良な卵巣がんの早期発見が可能かどうか臨床的に検証する。

研究成果の概要

本研究は、卵巣がんを対象として、がんとの関連が注目されている細胞外小胞(EVs)を腫瘍マーカーとした、卵巣がん早期発見のためのEVsの非浸襲・迅速・超高感度検出法の開発を目的とした。
CD9抗体を固定化した基板にて、ヒト卵巣がん由来細胞株の培養上清から精製したEVsの測定を作製したセンシングチップにて行ったところ、濃度依存的に蛍光強度が変化し、EVsの迅速測定が可能であった。また、異なる抗体に対する吸着挙動の差異から、卵巣がん由来EVsを識別できる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

容易に採取可能な涙液中の細胞外小胞(EVs)の高感度検出により、卵巣がんの早期発見が可能になれば、これまで見過ごされてきた罹患初期の情報を得ることができ、学術的にも高い意義がある。さらに、涙液中のEVsをバイオマーカーとし、卵巣がんの非侵襲分析法が可能となれば、進行したがんの動態の把握のみならず、早期診断あるいは予後診断のためにも有効であると考えられ、社会的にも波及効果がある。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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