研究課題/領域番号 |
21H02078
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
築地 真也 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40359659)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2022年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2021年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | メンブレンコンタクト / 蛍光プローブ / 局在性リガンド / 分割型タンパク質 / ホスファチジルイノシトール 4-リン酸 / 化学二量化剤 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、さまざまなオルガネラの膜と膜が近接して、メンブレンコンタクトと呼ばれる「膜ー膜接触部位」を形成することが明らかとなってきた。しかし、その生理機能はまだほとんど明らかになっていない。本研究では、細胞内のメンブレンコンタクトを特異的に可視化および操作することのできる新規ケミカルバイオロジーツールを開発し、メンブレンコンタクトの理解に資する基盤技術を構築することを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では、生細胞内の膜ー膜接触部位(メンブレンコンタクト)の生理機能を解明するための新たな汎用的ケミカルバイオロジーツールの開発に取り組んだ。さまざまな検討の結果、1)メンブレンコンタクトの動態観察を可能にする可逆的蛍光プローブ、2)メンブレンコンタクトの形成と解消を誘導できる化学遺伝学技術、3)ホスファチジルイノシトール 4-リン酸(PI4P)に対する新規蛍光レポーター、を開発することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メンブレンコンタクトの生物学は、サイエンスとしても未開拓領域であるばかりでなく、神経再生や神経変性疾患、がん、ウイルス性感染症など、多くの疾病との関連が示唆されつつある。本研究で開発したツール群は、メンブレンコンタクトの生理機能の解明に貢献し、診断や創薬などの幅広い生命科学・医学分野に新しいブレイクスルーと波及効果をもたらすものと期待される。
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