• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

妊娠期低タンパク質栄養が誘導するエピジェネティックプログラムの詳細な機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 21H02136
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関女子栄養大学 (2023)
東京大学 (2021-2022)

研究代表者

加藤 久典  女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (40211164)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2023年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2022年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
キーワードタンパク質栄養 / 妊娠期 / 高血圧 / エピジェネティクス / DNAメチル化 / 胎児期 / メチルシトシン / ヒドロキシメチルシトシン / エピゲノム / 低タンパク質
研究開始時の研究の概要

妊娠期の栄養の悪化は、子の出生後の生活習慣病のリスクを上げることが明らかになってきている。本研究では、高血圧モデルのラットを用いて、妊娠中の食餌タンパク質の不足が子の遺伝子の状態をどのように変えるかを詳細に明らかにする。具体的には、胎児において様々な遺伝子のDNAにメチル化と呼ばれる修飾が起こり、それが出生後にも維持されて疾患のリスクに繋がることを示してきたが、今回はこの修飾のされかたをより詳しく調べて、妊娠中の栄養が子の健康に及ぼす影響についての情報を明確にすることを明らかとする。

研究成果の概要

妊娠期の栄養状態は、胎児の成長後の疾患リスクに強い影響を及ぼす。これはDNAなどに分子が付加されるエピジェネティックな変化で説明されることが多い。妊娠期にタンパク質が少ない餌を摂取した高血圧モデルラットでは、子の血圧上昇がさらに悪化することを明らかにしてきた。本研究では、妊娠期低タンパク質食でどのような遺伝子が影響を受けるかをさらに広範に調べるとともに、その機構や出生後の食事による回復について深い理解を目指した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

妊娠期の栄養状態が子の成長後の健康に強いインパクトを及ぼすことがわかり、社会的に大きな問題となっている。本研究では、高血圧のラットが妊娠中にタンパク質が少ない餌を摂取すると、高血圧が悪化することについて、その機構の一端を明らかにした。妊娠中のタンパク質栄養の悪化による悪影響は、生後のタンパク質栄養を変化させることによってある程度改善できることを示し、妊娠期と出生後の栄養状態の相互作用を明確にしたものである。

報告書

(2件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] Maternal protein restriction and post-weaning high-fat feeding alter plasma amino acid profiles and hepatic gene expression in mice offspring.2022

    • 著者名/発表者名
      Miyoshi, M., Saito, K., Jia, H. and Kato, H.
    • 雑誌名

      Foods

      巻: 11 号: 5 ページ: 753-753

    • DOI

      10.3390/foods11050753

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Maternal protein restriction induces renal AT2R promoter hypomethylation in salt-sensitive, hypertensive rats.2021

    • 著者名/発表者名
      Miyoshi, M., Imakado, Y., Otani, L., Kaji, M., Aanzai, Y., Sugimoto, N., Murakami, T., Fukuoka, M., Hohjoh, H., Jia, H. and Kato, H.
    • 雑誌名

      Food Sci. Nutr.

      巻: 9 号: 3 ページ: 1452-1459

    • DOI

      10.1002/fsn3.2113

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-04-22  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi