研究課題
基盤研究(B)
肥満・インスリン抵抗性において、栄養素の消化・吸収・代謝・貯蔵・排出の全ての流れ(フロー)が変動し、ヒトの健康に多大なる影響を及ぼすとされている。本研究では、肥満・インスリン抵抗性の時間的推移において、アミノ酸代謝フローがどのように変化するかを調べ、代謝酵素の翻訳後修飾やコファクターレベルなどに注目し、その変化の要因となる分子機序を明らかにする。さらに、アミノ酸代謝フロー変化によるインスリン抵抗性への影響を調べるとともに、アミノ酸代謝フロー変化を指標としたインスリン抵抗性の検査法を構築し、健康状態の推移を捉えるモニタリングツールの開発を目指す。