研究課題/領域番号 |
21H02229
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
熊谷 朝臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50304770)
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研究分担者 |
永井 信 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), 主任研究員 (70452167)
市榮 智明 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 教授 (80403872)
宮沢 良行 九州大学, キャンパス計画室, 学術推進専門員 (80467943)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 土地利用変化 / 水循環 / 炭素循環 / 東南アジア / プランテーション |
研究開始時の研究の概要 |
アブラヤシ農園経営と森林保護の均衡を保つ方策を見出すことを目的とする。経営-保護均衡戦略の策定には、アブラヤシ農園拡大が引き起こす環境悪化因子をあぶり出すことで森林保護活動のベネフィット面を客観的・科学的に評価することが大前提となる。そこで本研究の到達目標は、様々な環境条件下にあるアブラヤシ農園と天然林の物質循環過程の(1)観測データを確保し、これらの比較により(2)アブラヤシ農園と森林の差異を明らかにすることである。さらに、(3)環境へのインパクトを最小にするようなアブラヤシ農園経営・生産法の検討まで行う。
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研究実績の概要 |
新型コロナウィルス感染の影響下でも、国内・机上でも可能な下記の研究作業を行えた: (1)いくつかのサイトでは、現地協力者により、新型コロナ以前のようにデータ取得が行われた。これらのデータは順調にアーカイブ化された。 (2)全球気候データと局地気象・フラックスとの関係を示すデータ収集を行った。 (3)衛星リモートセンシングによりアブラヤシ農園地表面の分光特性データの収集・解析を行った。 (4)個葉レベル生理(光合成・気孔開度)測定、個体樹液流測定による水分生理・林分蒸散量推定を行う準備(計測トレーニング)が現地協力者の間で行われた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究がマレーシア現地での観測データを中心に置いている以上、いかに国内・机上での研究活動がうまくいっても、新型コロナウィルス感染の影響をまぬがれることができたとは言えない。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルス感染の影響は、現在(2023年5月16日)落ち着いてきているが、観測体制整備の遅れは否めない。本研究課題は令和5年度終了であるが、現在、急ピッチで進む観測体制整備・順次観測開始と一年間の研究課題期間延長により、できる限り、当初の予定通りの観測データ中心の研究成果を挙げたいと考えている。
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