研究課題/領域番号 |
21H02283
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40040:水圏生命科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
竹内 裕 金沢大学, 生命理工学系, 教授 (70418680)
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研究分担者 |
小林 功 金沢大学, 生命理工学系, 准教授 (30774757)
山田 敏之 長崎県総合水産試験場, 種苗量産技術開発センター, 科長 (40443345)
濱崎 将臣 長崎県総合水産試験場, 種苗量産技術開発センター, 主任研究員 (50506160)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | 生殖幹細胞 / 生殖幹細胞移植 / X線照射 / ニッチ / 魚類 / 細胞移植 / 繁殖補助技術 / 精巣 / 蛍光免疫染色 / GFP / Notch signaling / 移植 / ニッチ細胞 / 魚類養殖 / 代理親魚技術 |
研究開始時の研究の概要 |
魚類生殖幹細胞の異種間では、ドナー生殖細胞が宿主生殖腺内に生着せず消失してしまう例が多くみられる。その背景には、宿主生殖腺体細胞と異種ドナー生殖細胞との不適合性や、非自己細胞に対する免疫拒絶があると予想されるが、異種ドナー生殖細胞の宿主生殖腺内での挙動は不明である。本課題では『異種ドナー生殖細胞が宿主生殖腺内で配偶子形成を開始するプロセスの可視化』、『ドナー生殖細胞の生着・分化を促進するための宿主魚へのX線照射』、さらには『ドナー魚種由来の生殖細胞とニッチ細胞の共移植実験系の開発』を行い、遺伝的に離れた異種ドナー生殖細胞の配偶子形成をサポートしうる新たな生殖細胞移植技術を開発する。
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研究実績の概要 |
魚類発生工学の研究分野では、目的の魚種の卵や精子を獲得する技術の一つとして「代理親魚技術」の開発が行われている。代理親魚技術とは、ドナーとなる魚から生殖幹細胞を得て代理親魚(以降、宿主)に移植を行い、その生殖腺内で形成された配偶子を受精させることでドナーの次世代を得る異種もしくは異個体間での生殖幹細胞移植である。代理親魚技術では、宿主の生殖幹細胞を除去する技術の開発が必須となる。造血幹細胞の移植研究では、宿主側の造血幹細胞を一時的に除去し、移植効率を高める技術としてX線照射が用いられていることに着目し、同様の方法で魚類の生殖幹細胞を一時的に除去する技術の開発を行った。先行事例であるゼブラフィッシュでの研究事例を参考にして、水産養殖対象種である海産魚(トラフグ属)魚類での技術開発を行った。成魚生殖腺の内在性生殖細胞除去技術の開発では、本研究が対象とする成魚宿主への移植において、宿主側の生殖腺に存在する内在性生殖細胞を除去する新たな手段としてX線照射を用いたときの試験魚の生残率と生殖腺の組織学的観察、生殖腺指数(GSI)の測定からその影響を評価した。さらに、X線照射の影響を評価するため、RT-PCR、電気泳動、定量的PCR(qPCR)による解析を行った。X線照射処理をした宿主への異種間生殖幹細胞移植」では、第3章で開発した新たな内在性生殖細胞除去技術を実際に生殖幹細胞移植の宿主調整に用い、移植から数日後のドナー細胞の宿主生殖腺内での動態を解析した。以上により、魚類の生殖幹細胞研究の発展に資する新たな知見が得られた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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