研究課題/領域番号 |
21H02650
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
井上 靖道 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 准教授 (10450579)
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研究分担者 |
宮嶋 ちはる 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 講師 (40770798)
今村 健志 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (70264421)
林 秀敏 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (80198853)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2022年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2021年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 上皮間葉転換 / 発がん / 転移 / TGF-β / TNF-α |
研究開始時の研究の概要 |
上皮間葉転換 (EMT) は、がんの浸潤・転移をはじめとしたがんの悪性化に深く関与している。本研究では、EMTを起こしたがん細胞の生体内動態を可視化できるイメージングシステムを構築して、EMT形質の獲得および腫瘍化に重要な因子やシグナル伝達を明らかにする。生体内でのEMT可視化システムが確立できれば、がんの基礎的な研究の進展に加えて、がん転移を予防または克服する薬の創造的開発につながることが期待できる。
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研究実績の概要 |
上皮間葉転換 (EMT) は、がんの浸潤・転移をはじめとしたがんの悪性化に深く関与している。しかしながら、EMT研究においては、in vitroで得られた結果と、in vivoでの研究結果との間で整合性がつかないことも多く、両者を隔てる原因として、生体における腫瘍の時間空間的多様性が考えられる。本研究では、EMTを起こしたがん細胞の生体内動態を可視化できるイメージングシステムを構築して、EMT形質の獲得および腫瘍化に重要な因子やシグナル伝達を明らかにし、がん転移を予防または克服する薬の創造的開発につながることを目的とした。 前年度に引き続き今年度の研究では、EMT誘導に伴い変動する因子として同定したID3(inhibitor of DNA-binding/differentiation 3)に着目し研究を進めた。がんゲノムデータベースTCGA(The Cancer Genome Atlas)よりID3は肺がんをはじめとする様々ながん種において、正常組織と比較してがん組織でのID3の発現低下が確認された。加えて、肺がん及び乳がん患者コホートにおいて、ID3低発現群において全生存期間が有意に短縮していた。A549細胞においてID3をノックダウンし、in vitroでの遊走能とin vivoでの転移能を検討したところ、ID3はE-cadherinの発現抑制を介して肺がん細胞の転移抑制に寄与することが明らかとなった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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