研究課題/領域番号 |
21H02707
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
海老原 敬 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (20374407)
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研究分担者 |
久場 敬司 秋田大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (10451915)
立松 恵 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (70725605)
高須賀 俊輔 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (90375262)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2022年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2021年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 自然リンパ球 / 転写後制御 / NK細胞 / ILC1 / ILC2 / ILC3 / mRNA代謝 / 転写後調節 |
研究開始時の研究の概要 |
自然リンパ球(ILC: Innate lymphoid cell)は、初期の免疫応答を担う重要な細胞であり、ヘルパーサイトカイン産生を担うヘルパー自然リンパ球(ILC1、ILC2、ILC3)と細胞障害活性をもつナチュラルキラー細胞(NK細胞)に分類される。ILC1やNK細胞は抗腫瘍免疫や抗ウイルス免疫を、ILC2はアレルギー炎症や抗寄生虫免疫を、ILC3は病原性大腸菌等の細胞外病原体に対する免疫を、それぞれ誘導する。本研究では、全てのILCにおけるmRNA代謝機能の役割を、多角的な生理条件下で網羅的に検討し、その分子メカニズムを明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
自然リンパ球(ILC: Innate lymphoid cell)は初期の免疫応答を担う重要な細胞であり、T-bet依存性のグループ1(NK細胞、ILC1)、GATA3依存性のグループ2(ILC2)、RORgt依存性のグループ3(ILC3)に分類される。CNOT3はポリAデアニレーションで中心的役割を持つCCR4-NOT複合体のコアユニットであり、CNOT3の欠損をILCで誘導したところ、ILC2においてT-betとRORgtの発現が上昇した。また、T-betやRorgtのmRNAはCnot3依存的に分解された。CNOT3はILC2がILC2形質を維持するために重要な分子であることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然リンパ球は、抗原非特異的に免疫の方向性を決める免疫細胞であり、しばしば免疫体質を決定する細胞と呼ばれる。本研究は自然リンパ球の転写後調節に着目することにより、自然リンパ球の新しい分化・機能制御機構を発見するに至った。自然リンパ球を介した免疫体質のコントロールを目指す上で大事な知見であり、今後新しい治療戦略を生み出す可能性がある。
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