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B型肝炎ウイルスに感染するマウス肝臓細胞の作製

研究課題

研究課題/領域番号 21H02742
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分49060:ウイルス学関連
研究機関藤田医科大学

研究代表者

西辻 裕紀  藤田医科大学, 医学部, 准教授 (20573661)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2022年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2021年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
キーワードHBV / cccDNA / core / Core
研究開始時の研究の概要

HBVは感染宿主域が非常に狭く感染せず、マウス肝臓細胞には全く感染しない。そのため、in vivoでの動物実験がヒト肝臓細胞を移植した免疫不全キメラマウスなどに限られている。しかし、免疫不全マウスのため、免疫系の研究やワクチン開発を行うためには制限がある。
本研究では、HBVがマウス肝臓細胞に感染するためどのようなヒト宿主因子が必要かを同定し、HBV感染のマウスモデル開発に向けた基礎研究を行うことを目的とする。

研究成果の概要

HBV感染を許容するマウス細胞を作製するため、HBV coreと結合するヒト宿主因子を同定し、その機能解析を行った。Protein array、免疫沈降法によりHBV coreタンパク質と結合する因子を同定した。同定したHBV core結合因子をsiRNAやCRISPR-Cas9システムによって遺伝子ノックダウンを行った結果、HBV感染前期過程に重要な宿主因子の同定に成功した。これらの結果は、今後HBV感染マウス細胞の作製に重要な情報になると期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、HBVの動物モデル研究を行うには、多くの制限がかかっている。この問題を解決するには、汎用性の高いマウスを遺伝子操作によって、HBVに感染できるようにさせることが近道と考えられるが、なぜHBVがマウス肝臓細胞に感染できないのか詳細は知られていない。本研究で得られたHBV core結合タンパク質はHBV感染感受性を示すマウス肝臓細胞樹立に貢献できるものであると考える。さらにこれらの因子はヒト細胞においてもHBV感染に重要な役割を果たすことから、治療の標的としても期待できる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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