研究課題/領域番号 |
21H02789
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
宮西 浩嗣 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (60372819)
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研究分担者 |
久保 智洋 札幌医科大学, 医学部, 助教 (00634669)
大須賀 崇裕 札幌医科大学, 医学部, 助教 (40619714)
田中 信悟 札幌医科大学, 医学部, 助教 (60561024)
加藤 淳二 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20244345)
濱口 孝太 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (50866613)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2021年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | CAR-NK / CIML / CAR / NK細胞 / 膵臓癌 / CIML NK細胞 / 固形癌 |
研究開始時の研究の概要 |
固形腫瘍に対するCAR療法の抗腫瘍効果は限定的であり、その免疫阻害の克服方法が問われている。NK細胞をIL-12、15、18で刺激することにより、強力な細胞毒性効果のあるCytokine Induced Memory Like (CIML) NK細胞に変化することが報告されているが、固形癌に対する抗腫瘍効果については明らかにされていなかった。本研究ではCAR-NK細胞がTargetとなる固形癌を認識すると、自らIL-12、15、18を分泌し、CIML NK細胞に変化するCAR-CIML NK細胞を作成し、固形癌に対するより安全性と抗腫瘍効果の高い新規CAR療法の可能性を追求する。
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研究成果の概要 |
piggyBacトランスポゾンプラスミドベクターを用いて、CAR-CIML NK細胞を作成し、in vitroにおいてCAR-CIML NK細胞は標的細胞を認識した際に強力な細胞傷害活性を有することを証明した。一方でエレクトロポレーションでのベクター導入は細胞毒性が強く、in vitroではCAR-CIML NK細胞の増殖は認められなかった。今後、ベクター導入に際して細胞毒性を軽減する方法の開発やin vivoマウスモデルでのCAR-CIML NK細胞の抗腫瘍効果の検討などを行う必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではCIML NK細胞の概念をCAR細胞に応用し、膵癌細胞株に対して高い抗腫瘍効果を発揮することを証明し、今後の新規固形癌治療に繋がる可能性がある。
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