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心筋内炎症の鍵となる介在板分子は拡張型心筋症の予後を規定するか?

研究課題

研究課題/領域番号 21H02921
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

新谷 泰範  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (20712243)

研究分担者 渡邉 琢也  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (20627509)
大郷 恵子  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (30601827)
白井 学  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, オープンイノベーションセンター, 室長 (70294121)
山崎 悟  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (70348796)
高橋 佑典  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 上級研究員 (70880912)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2022年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2021年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
キーワード介在板 / 心筋内炎症
研究開始時の研究の概要

心不全患者は増加の一途をたどっており、心不全の重症化予測・予防は最重要課題の1つである。わが国の心移植症例の原因疾患で最も多い拡張型心筋症(DCM: dilated cardiomyopathy)において、持続的炎症細胞浸潤を認める炎症性DCM (DCMi)は予後不良であるが、炎症を惹起する共通の分子メカニズムは不明である。申請者はメカノストレスと心臓免疫シグナルをむすぶ分子を独自に見出した。本研究では、標的分子を切り口にDCMi共通の分子メカニズムを解明し、樹立したDCMiモデルマウス、ヒトDCMi症例の1細胞レベルの発現解析により、DCMiの病態生理の理解を目指す。

研究成果の概要

拡張型心筋症(DCM)における炎症性DCM(DCMi)は予後が悪く、その背後にある分子メカニズムは不明である。本研究では、AIPIDに注目し、DCMiの病態生理の解明をこころみた。AIPIDを特異的に発現するトランスジェニックマウスを作成し、C-del変異体がDCMiモデルマウスとなることを明らかにし、1細胞レベルの発現解析により、病態進展に関する候補遺伝子Xを抽出した。ストレス存在下の心筋細胞でおこる小胞輸送の変容をAIPIDが修飾すること、そしてAIPIDのノックアウトあるいはノックダウンが、遺伝性拡張型心筋症モデルの有効な治療法となることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で、ストレス存在下の心筋細胞でおこる小胞輸送の変容をAIPIDが修飾すること、そしてAIPIDのノックアウトあるいはノックダウンが、遺伝性拡張型心筋症モデルの有効な治療法となることを明らかにすることができた。AIPIDはノックアウトマウスが正常に発生、発育し、生殖に問題がないこと、また発現が心臓、骨格筋に限局しており、有望な創薬標的と考えられ、今後の治療薬開発が大いに期待できる。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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