研究課題/領域番号 |
21H02952
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
指田 吾郎 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特別招聘教授 (70349447)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2022年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2021年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | HMGA2 / クロマチン / TNFa / 5-FU / RFX5 / CK2 / 造血幹細胞 / ストレス / HMGA2 / TNF-a / Casein Kinase 2 / 炎症 / 骨髄移植術 / HMGA1 / 炎症応答 / IGF2BP2 |
研究開始時の研究の概要 |
造血は、造血幹細胞と骨髄ニッチや骨髄細胞が、老化を含めた様々な状況に応じて相互に関連することで精密に維持されている。ただし、定常状態とストレス状態に応じて、造血幹細胞が自己複製と分化を使い分ける制御機構は、骨髄・組織レベルはもとより、幹細胞・内因性因子レベルですら明白ではない。申請者の見出したHMGA2によるストレス造血再生を手掛かりに、クロマチン制御・転写因子ネットワークによる幹細胞制御機構の解明を、新規Hmga2/Hmga1/Hmga1b遺伝子改変マウスを用いて目指す。こうして得られる知見から、「幹細胞の運命制御」の解明と造血再生のための新規治療開発の知見が期待できる。
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研究成果の概要 |
組織幹細胞は、発生や成体組織の恒常性を維持する自己複製能と多分化能を有する細胞であり、ストレスによって生じる臓器障害を修復する不可欠な細胞である。本研究では、定常状態とストレス状態における幹細胞の自己複製と分化、幹細胞の対称と非対称性分裂、造血組織の維持と再生の分子基盤を理解するために、クロマチン制御因子であるHMGA2によるストレス造血における幹細胞制御機構を解析した。ストレス状況下の造血幹細胞で特異的に作用するTNFa-CK2-HMGA2経路による造血制御の分子基盤がわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
造血は、造血幹細胞と骨髄ニッチや骨髄細胞が、老化を含めた様々な状況に応じて相互に関連することで精密に維持されている。ただし、定常状態とストレス状態に応じて、造血幹細胞が自己複製と分化を使い分ける制御機構は、骨髄・組織レベルはもとより、幹細胞レベルですら明白ではない。本研究によって、幹細胞研究の積年の課題である「幹細胞の運命制御」の解明に貢献できた。また、将来、ストレス暴露後の造血障害を速やかに再生するための標的因子や新規治療開発への貢献も期待できる。
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