研究課題/領域番号 |
21H02966
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
村口 篤 富山大学, 医学部, 名誉教授 (20174287)
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研究分担者 |
小澤 龍彦 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (10432105)
宇高 恵子 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 教授 (40263066)
岸 裕幸 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (60186210)
小林 栄治 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (70459733)
浜名 洋 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (90551549)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2022年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2021年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | ウイルス感染症 / 次世代型免疫療法 / TCR様抗体 / TCR遺伝子治療 / 次世代型免疫治療 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、COVID-19などのパンデミック感染症が人類の脅威となってきている。その対策として、ワクチン、抗ウイルス剤、抗体医薬の開発が急がれているが、効果や安全性などで課題も多い。そのため、従来の視点とは異なる免疫治療法の開発が必要である。我々は、これまでに「リンパ球チップ」を基盤に、末梢血リンパ球から抗原特異的抗体(Ab)およびT細胞受容体(TCR)のcDNAを網羅的かつ迅速に取得できるシステム(ISAAC,hTEC10)を開発した。本研究は、このシステムをさらに発展させ、ウイルス感染細胞を標的とする新たな免疫治療法(高親和性TCR様抗体治療/ペプチド特異的TCR遺伝子治療)を開発する。
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研究実績の概要 |
【研究課題1】 ウイルスペプチド/HLAを認識する高親和性TCR様抗体のBiTE作製と評価:前年度に取得したウイルスペプチド/HLAを認識する高親和性TCR様抗体を用いてBiTEを作製し、機能を評価した。BiTEは、TCR様抗体(BRLF1p/HLA-A24抗体)と抗CD-scFvのキメラ蛋白(BRLF1p/HLA-A24抗体/CD3 BiTE)を作製した。機能評価はHLA24陰性の末梢血CD3+リンパ球と標的細胞(あらかじめBRLF1pをパルスしたルシフェラーゼ発現型T2-A24細胞株(BRLF1p/T2-A24-Luc)を共培養し、Luc蛍光を測定して傷害活性を評価した。その結果、我々が作成したBiTEは標的細胞を傷害することが実証され、取得した高親和性TCR様抗体のBiTEが将来臨床応用される可能性が示唆された。 【研究課題2】 健常人・新型コロナ感染患者のウイルスペプチド特異的T細胞の同定:宇高らは、先に作製したHLA-A*24:02結合性ペプチド予測プラットフォームを用いて、新型コロナウイルスのスパイク蛋白由来ペプチドを複数予測することに成功した。その結果、新型コロナワクチン接種健常人あるいは感染者の末梢血T細胞からコロナウイルスペプチド特異的キラーT細胞を効率的に取得できる可能性が示された。さらに、MHC class II分子へのペプチドの結合活性を測るための技術を新しく樹立して、HLA-DRB1*04:05、DRB1*08:03について、任意のペプチドの結合値を予測する自動予測プラットフォームの作製に成功した。その結果、コロナウイルス特異的キラーT細胞のみならず、コロナウイルス特異的ヘルパーT細胞のTCRの効率的取得への道が世界に先駆けて開けた。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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