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デング熱感染回復期の細胞障害性T細胞抗原受容体レパトアのシングルセル解析

研究課題

研究課題/領域番号 21H02969
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

平山 謙二  長崎大学, 熱帯医学・グローバルヘルス研究科, 教授 (60189868)

研究分担者 水上 修作  長崎大学, 熱帯医学研究所, 准教授 (00508971)
グエン フイティエン  長崎大学, 熱帯医学・グローバルヘルス研究科, 准教授 (20457526)
谷本 幸介  長崎大学, 熱帯医学・グローバルヘルス研究科, 客員研究員 (60611613)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
キーワードデング熱 / ワクチン開発 / ヒト免疫応答性 / 細胞障害性T細胞 / 重症型デング熱 / T細胞レセプター遺伝子 / T 細胞レパトワ解析 / シングルセルmRNA発現解析 / エフェクター細胞 / メモリー細胞 / T細胞受容体 / シングルセル解析 / 急性期 / 回復期 / 遺伝子発現解析
研究開始時の研究の概要

本研究ではデング熱の急性感染回復期に末梢血で増加したT細胞群に注目し、すでに確立している病院コホートのチームワークを基礎に、流行地の2次医療病院をベースに急性患者の回復期の採血を行い、デングウイルスで特異的に活性化したT細胞群のT細胞レセプターのレパトア解析をシングルセル技術を駆使して行う。デング感染によって引き起こされる細胞性防御反応を引き起こす抗原分子が明らかになることで、抗体だけではなく細胞性免疫を刺激できる新しいタイプのワクチンの開発へと発展させることができる。

研究成果の概要

デング熱のワクチン開発に資することを目的とした。フィリピンの研究所と協力し、ヒトの急性感染による細胞障害性T細胞の活性化および免疫記憶獲得動態をシングルセル解析により観察した。約20名の血液ドナーの、外来訪問時、退院後1か月、および退院後3か月の3回の末梢血中単核球を凍結保存し、重症化に対する感受性抵抗性アレルであるHLA-A*2402, A*2407を有するドナーを4名選択し、シングルセルmRNA発現解析実験に供した。その結果、CD8T細胞レセプターの配列により主要なクロノタイプが各ドナーに存在し、急性期および回復期のmRNA発現レベルの動態を解析することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

世界的に流行するデング熱に対するワクチン開発は急務である。理想的なデングワクチンには、4つの血清型に対して十分な抗体価を付与することと、重症化を促進しないことが求められる。これまで、抗体依存性の防御免疫については、中和抗体やウイルス感染促進抗体の存在や測定法が明らかにされているが、細胞性免疫による防御効果についてはいまだ明らかになっていない。そこで急性感染時のウイルス特異的細胞障害性T細胞の詳細を明らかにするためにシングルセルmRNA発現解析法を行った。その結果、各ドナーには主要なT細胞レセプター配列型(クロノタイプ)を持った複数のクローンが存在し、量的質的な解析が可能であることが示された。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科

    • URL

      https://www.tmgh.nagasaki-u.ac.jp/professors/kenji-hirayama

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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